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洋上風力人材育成センター 訓練施設長 松尾 博志さん

ページID:0049787 更新日:2025年3月3日更新 印刷ページ表示

松尾博志さん

「長崎を海上再生可能エネルギーの拠点にする」挑戦

トライ年表

2012年4月
・長崎に帰郷し、長崎総合科学大学で研究員として働く
2014年
・NPO法人長崎海洋産業クラスター形成推進協議会設立に参画
2024年11月
・洋上風力人材育成センターが開所
・トレーニングが始まる
2030年
・人材需要が15,700人になると予測されている

洋上風力発電の未来を支える

昨年11月、伊王島町に国内最大規模の洋上風力人材育成センターが開所しました。この施設では、洋上風力発電に必要な高所作業や、落水時の安全行動といった訓練を年間千人規模で実施しています。
このセンターの訓練施設長で、講師も勤める松尾さん。東京大学を卒業後、一度は東京で就職しましたが、地元長崎で海に関わる仕事をしたいという思いから帰郷。長崎総合科学大学で研究員として勤めた後、海上再エネについて研究する会社を設立。10年に及ぶ研究を行い、センターの立ち上げに尽力しました。

洋上風力人材育成センター
洋上風力発電は燃料が不要で環境に負荷をかけない上、建設に土地を必要としないことから需要が高まっています。この分野を支える人材が2030年には約1万5千人が必要になると予測されていますが、現在の日本にはその約3分の1しかいません。もっと子どもたちにも海に興味を持ってもらおうと、小型風車作りや、水中ロボットの操縦体験など、親子で参加できるイベントを開催しています。
松尾さんは「人材数と向き合い続けるなど苦労もあるが、受講者が日々成長する姿を見ると、この事業を続けてきて良かったと感じる」と話します。これからは人材育成だけでなく、海上施設から魚の餌を自動散布するなど、発電と漁業の相乗効果で、海洋業の発展につなげたいと意気込みます。洋上風力発電の未来を支える松尾さんの挑戦はまだまだ続きます。

「挑戦」に不可欠なものは?

長崎の海は、洋上風力発電を中心に仕事や食など多くの面で人々がつながれるポテンシャルがあると語る松尾さん。だからこそ、海を汚す開発ではなく、海洋業の発展にもつながるような開発を進めていきたいそう。

海と松尾さん

 

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