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深堀地区景観形成重点地区

更新日:2018年8月3日 ページID:004116

深堀地区景観形成重点地区

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深堀地区は、長崎市の南西部に位置する長崎市唯一の城下町の佇まいを残す風情ある港町です。海に恵まれた地の利を活かし、その昔から、往来する貿易商人との交流がおこなわれていました。
本地区では、長い歴史の物語と一体となった景観形成や、地区内に点在する景観資源や、深堀陣屋跡などの視点場からの眺望を確保するなどの景観施策が重要です。特に、昔の風情をよく残している武家屋敷通り沿いは「景観まちすじ・まちかど」として、より一層のまちなみの形成や回遊ルートづくりが必要となります。

景観形成の方針

地図

  • 武家屋敷跡や石塀を中心とする歴史的遺産を継承し、かつての城下町としての趣を感じさせる、歩いて楽しいまちなみの形成を図る。
  • 陣屋跡等の眺望点からの眺めを確保し、城山や深堀漁港といった周辺の自然環境と一体となった景観形成を図る。
  • 低層を主体とした住宅により構成される、落ち着きのある住宅地の景観形成を図る。

景観形成基準

基本的な考え方

ゾーン 基本的な考え方

共通(全体)

  • 陣屋跡から城山までの眺望、有海の墓から深堀漁港への眺望を確保するため、また周囲の建築物等との調和を図るため建築物等高さの限度を定める。
  • 建築物の外壁については、周囲の景観と調和したものとし、落ち着きのあるもとする。
  • 建築設備等は常に望見されることを意識し、できる限り屋上に設置しない。
  • 駐車場は、位置や意匠に配慮し、その存在を強調しないように、緑化等による視覚的緩和を図る。
  • 歴史的な建造物や寺社の積極的な保全を図る。
  • 豊かな緑を確保するために、樹木の保全を図る。
武家屋敷通り 景観まちすじ・まちかど
  • 城下町としての落ち着きのある景観を形成し、回遊性の高い空間を創出する。
  • 落ち着きのあるまちなみを形成し、圧迫感を与えないため建築物等高さの限度を定める。
  • 歴史的な建造物である石塀の積極的な保全を図る。

景観形成基準

基本的な考え方を踏まえ、以下(表3-11)のように景観形成基準を設定します。

景観形成基準(PDF形式:1,004KB)

深堀地区景観まちづくりガイドライン

概要

fukahorigd

平成23年度から25年度にかけて、地域住民の方々や長崎大学との協働により「深堀地区景観まちづくりガイドライン」を作成いたしました。
これは上記の景観形成基準に加え、より深堀らしい景観を創出するために推奨されるルールが記載されております。冊子はまちづくり推進室で配布しておりますので、深堀地区で工事などをお考えの際はご相談ください。

内容

主な項目として、

  1. 塀の保全
  2. 塀の新築
  3. 建物のデザイン
  4. 敷地周りの緑化
  5. サイン・看板(案内・誘導用)
  6. サイン・看板(解説用)
  7. 舗装・街灯・柵や手すり

が挙げられています。詳しくは下記のPDFファイルをご覧ください。

深堀地区景観まちづくりガイドライン(PDF形式:14,329KB)

景観重要建造物

長崎市で唯一の武家屋敷跡の名残を残す歴史的な建造物を景観重要建造物として指定しています。景観重要建造物の指定を受けると、維持・修繕にかかる費用の一部を市が補助します。

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  • 大野氏石塀
  • 植木氏石塀
  • 山崎氏石塀
  • 樋口家表門及び石塀

詳しくは景観重要建造物のページをご覧ください。

景観まちづくりの取り組み

深堀固有の景観を守り、育むために地域住民の方と一緒に様々な取り組みを行っています。

市民の取り組み

深堀地区まちづくり推進協議会

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横浜大会での発表の様子

毎年開催されている「開港五都市景観まちづくり会議」に参加し、各都市(神戸市、札幌市、新潟市、横浜市)の景観まちづくり関係者との情報交換を行っています。平成26年度(横浜大会)では、深堀地区・長崎大学・長崎市の協働で作成した景観まちづくりガイドラインの取り組みについて長崎代表として発表しました。

恵比須でまちづくり部会(深堀地区まちづくり推進協議会)

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公民館まつりでの展示の様子

関ヶ原の戦いの後、佐賀藩主は兵庫の西ノ宮本社から恵比須像を譲り受けたことから佐賀藩内に恵比須が広まりました。深堀地区はかつて佐賀藩領であり、こうした恵比寿が現在でも数多く残っております。この恵比須をまちづくりに活用しようと住民の方々が「えびす饅頭」や「カレンダー」などの楽しいグッズを作成しています。

行政の取り組み

深堀県警アパート跡地活用ワークショップ

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深堀支所の近くにある2か所の県警アパート跡地について、まちづくりの観点から有効な活用方法を考えるワークショップを開催しています。くわしくは深堀県警アパート跡地活用ワークショップのページをご覧ください。

深堀ふれあい広場

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上記のワークショップによる広場が完成し、平成29年4月9日に完成記念式が行われました。式では様々な催しが行われ、地域住民も多数参加し、盛大にお祝いしました。

石塀改修見学会

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持ち主さまのご好意により改修中の石塀見学会を開催しました。工事を請け負った藤本石工の藤本氏より石塀について解説いただき、たくさんの地域の方々が集まりました。

ダウンロード

1-1.江戸時代の地図と今の地図(日本語)(PDF形式 1,919キロバイト)

1-2.江戸時代の地図と今の地図(英語)(PDF形式 1,902キロバイト)

1-3.江戸時代の地図と今の地図(中国語)(PDF形式 2,132キロバイト)

1-4.江戸時代の地図と今の地図(韓国語)(PDF形式 1,914キロバイト)

2-1.さるくで巡る深堀の史跡群(日本語)(PDF形式 3,585キロバイト)

2-2.さるくで巡る深堀の史跡群(英語)(PDF形式 3,699キロバイト)

2-3.さるくで巡る深堀の史跡群(中国語)(PDF形式 3,973キロバイト)

2-4.さるくで巡る深堀の史跡群(韓国語)(PDF形式 3,831キロバイト)

3-1.城下町深堀の形成と現在(日本語)(PDF形式 1,490キロバイト)

3-2.城下町深堀の形成と現在(英語)(PDF形式 1,522キロバイト)

3-3.城下町深堀の形成と現在(中国語)(PDF形式 1,687キロバイト)

3-4.城下町深堀の形成と現在(韓国語)(PDF形式 1,624キロバイト)

4-1.深堀のえびす様(日本語)(PDF形式 2,295キロバイト)

4-2.深堀のえびす様(英語)(PDF形式 2,288キロバイト)

4-3.深堀のえびす様(中国語)(PDF形式 2,496キロバイト)

4-4.深堀のえびす様(韓国語)(PDF形式 2,371キロバイト)

5-1.深堀地区のまちづくり活動(日本語)(PDF形式 1,732キロバイト)

5-2.深堀地区のまちづくり活動(英語)(PDF形式 1,764キロバイト)

5-3.深堀地区のまちづくり活動(中国語)(PDF形式 1,910キロバイト)

5-4.深堀地区のまちづくり活動(韓国語)(PDF形式 1,810キロバイト)

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お問い合わせ先

まちづくり部 景観推進室 

電話番号:095-829-1177

ファックス番号:095-829-1175

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(18階)

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