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全国的に少子化が進み、次世代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、はぐくまれる環境の整備が喫緊の課題となっています。
本市においても、少子化対策のため市民と議会が一体となり実効ある施策の推進のため努力しているところであります。
あわせて、本市では「男女共同参画都市宣言」を行い、男女がともに手をとりあって、地球環境を守り、恒久平和の尊さを世界の人々に発信してゆくまちを推進し、男女共同参画社会の実現に努力しています。
このようなやさき、柳澤厚生労働大臣が講演会で、女性を「生む機械、装置」と表現した発言、その後、「子ども2人以上が健全な状況」などの発言を行ったという報道がなされました。このような発言は、到底許されるものではなく、極めて重大に受けとめざるを得ません。
よって、ここに本市議会として強く遺憾の意を表明するとともに、今後このような発言が二度と繰り返されることのないよう国に対し強く求めるものであります。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。
平成19年3月20日 長崎市議会