議会副議長に対する辞職勧告決議

長崎市議会副議長に対する辞職勧告決議

私たち市議会議員は、市民の信託を受けた市民の代表であり、その職責の重さを自覚し、高い倫理観と見識を持ち、法令遵守のもと、議員活動に努めなければならない。
先般行われた長崎市議会議員選挙において、森  幸雄副議長は自身の公式ホームページ、本市選挙管理委員会提出の経歴書などに虚偽の経歴を記載していたことが明らかになった。
このことは、市民が、選挙公報、選挙ポスターのみならずホームページなどのあらゆる情報を判断材料として、貴重な1票に長崎市の将来を託していることを考慮すると、いかなる理由があろうとも許される行為ではなく、公正であるべき選挙制度の根幹をも揺るがしかねない深刻な事態であり、市議会に対する市民の信頼を大きく失墜させ、森　幸雄副議長の社会的、道義的責任は極めて重いと判断されるものである。
言うまでもなく、議員の身分に関する決議は軽々に扱われるべきではない。今、長崎市議会がこの事態に対し、どのような態度を示すか、市民から厳しい目が向けられている中で、極めて重要な問題である。
よって、副議長は公人として、みずからその責任を重く受けとめ、市議会議員を辞職するよう勧告するものである。

平成19年9月20日　長崎市議会