「政策評価」は、市民のみなさんにはあまり馴染みがない言葉ですよね。ここでは、みなさんの疑問にお答えしながら、長崎市が取り組んでいる「政策評価」についてご説明します。
Q1:政策評価とはどういうものですか?
A1:市の仕事が、市民の役に立っているか、市民のニーズに応えているかなどを、市自ら、さらには市民や有識者などが市の外部の立場から評価して、その結果をもとに今後の仕事のやり方を見直したり、重点的に取り組む仕事を検討したりするものです。
政策評価により、ひとつの仕事を「計画(Plan・プラン)-実行(Do・ドゥ)-評価(Check・チェック)-改善(Action・アクション)」というサイクルで行うことで、仕事の成果を向上させたり、効率化を図ったりしていきます。

Q2:何のために評価するのですか?
A2:政策評価を行う目的は、大きく次の4つがあります。
- 第五次総合計画の推進を図ります。(まちづくりの基本的な姿勢「つながりと創造で新しいながさきへ」を基に、めざす都市像「個性輝く世界都市」「希望あふれる人間都市」をめざします。)
- 市民が求める質の高い行政サービスを必要最小限の費用で提供する効果的・効率的な行政運営を実現します。
- 市民に対する行政の説明責任(アカウンタビリティ)を果たし、市民の意見を次の企画立案等へ反映させることをめざします。
- 政策の質の向上、職員の政策形成能力の向上を図ります。
Q3:どのようにして評価するのですか?
A3:総合計画にもとづいて市が提供しているサービスや、まちづくりの取組みなど、いろいろな仕事を評価しています。
長崎市の政策評価には、次の3つがあります。
- 施策評価:市の基本的な政策を達成するための個々の方策である「施策」について、達成度の総合的な事後評価を二次に渡って行い、今後の施策の方向性を導き、施策を構成する事務事業の最適化を図ります。
- 外部評価:市内部の評価である施策評価に対して、客観性や信頼性を確保するために、市民や有識者で構成される「長崎市総合計画審議会(45人以内)」が評価を行います。
- 事務事業事前評価:新たに、又は、拡大して実施しようとする「事務事業」の必要性等を、予算の作成前に評価し、事業の採否を判断します。
Q4:評価した後はどうするのですか?
A4:評価結果にもとづいて、仕事の進め方などを見直しながら、予算編成などに反映させるようにしています。
また、政策評価の制度自体も毎年度見直しながら、市民のニーズに応えられる質の高い行政サービスを提供するために取り組んでいきます。
なお、最新の評価結果については、ホームページで公表しています。
Q5:評価後の予算や決算の内容はどこで見ることができますか?
A5:施策評価や事務事業事前評価の結果を踏まえ、全ての事務事業は、市議会による審議を経て決定(決算の場合は認定)します。
議会審議の結果や審議で使用した資料は、議会終了後、ホームページで公表しています。
ダウンロード
長崎市政策評価実施要綱(PDFファイル/128KB)
<外部リンク>
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