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各地区の歴史概況と景観概況(野母崎)

更新日:2013年3月1日 ページID:004160

長崎市各地の歴史概況及び景観概況(6/10ページ)

1.長崎中部 2.長崎東南部 3.長崎北西部 4.琴海 5.外海 6.野母崎 7.三和 8.香焼 9.伊王島 10.高島

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6.野母崎地区

(1)歴史概況

野母崎地区野母崎地区は九州本土最西南端長崎半島(野母半島)の先端部に位置し、西北は五島灘を経て、遥かに五島列島を望見し、南西は茫洋たる東シナ海にのぞみ、東は橘湾、天草灘を望んで島原半島及び天草諸島と相対して三方を海に囲まれています。
このようにまわりの景観を一望のもとに収めることができる野母崎には、鎖国時代、異国船の出入りを監視するために遠見番所が設けられました。また、重要な港湾である樺島、脇岬、高浜は天領(江戸幕府の直轄領)とされました。
和胴2年(709年)に行基が開山したとされる観音寺から長崎へいたる観音寺道路は、長崎商人の密貿易に利用され、観音寺には、彼らが寄進したとされる遺品が多く残されています。

(2)景観概況

1.観音寺と御崎道、脇岬の景観

観音寺と御崎道江戸期には、中国との交流もあり、長崎から観音寺まで7 里の御崎道を通って参拝する人で賑わった所で、信仰とまちなみ、港、行楽地が一体となり、威風堂々とした趣のある情景が見られます。

2.樺島集落と灯台の景観

樺島集落と灯台樺島集落は、寺院、神社が町中や山手にあり、町家建築などが一部残されています。白亜の樺島灯台からは東シナ海が一望でき、桃瀬では、海食により出来た洞窟や桃の形をした奇岩を望むことができます。

3.権現山展望台からの海岸・島が織りなす景観

権現山展望台からの海岸・島権現山からは、端島、高島、五島、天草、遠く鹿児島の甑島まで望め、朝陽、夕陽が美しいところです。外国船を見張る遠見番所跡、長崎まで連絡していた狼煙台跡が見られます。

4.断層海岸の織りなす奇岩と海岸線の景観

断層海岸の織りなす奇岩と海岸線海蝕崖の険しい海岸線が続く、国道499 号沿いの黒浜から弁天山あたりは、4億8千万年前の地層が露出し、ひときわ力強い自然美が展開します。海岸線からは夫婦岩や、端島(軍艦島)が見えます。

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