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第11回NPT再検討会議における長崎市長スピーチ


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ページID:0082326 更新日:2026年5月2日更新 印刷ページ表示

第11回NPT再検討会議NGOセッション(5月1日)
鈴木平和首長会議副会長(長崎市長)スピーチ

 

 議長、各国政府代表の皆様、市民グループのリーダーの皆様、私は、長崎市長の鈴木史朗です。

 

 1945年8月に、広島と長崎に原子爆弾が投下され、人々が暮らしていた街は一瞬で廃墟と化し、その年の終わりまでに両市合わせて、約21万人の尊い命が失われました。

 

 「過去の苦しみなど忘れ去られつつあるようにみえます。私はその忘却を恐れます。忘却が新しい原爆肯定へと流れていくことを恐れます」。これは、16歳の時に長崎で被爆し、背中に真っ赤な大火傷を負いながらも、平和運動をけん引された谷口稜曄(すみてる)さんが生前に遺した言葉です。
 核をタブーとする意識が薄れ、核抑止への依存が強まっている現状において、この言葉がますます現実味を帯びていると感じています。
 「武力には武力を」の負の連鎖がさらに加速し、ついには「核には核を」の核戦争に突き進んでしまうのではないかと強く危惧しています。

 

 私は戦争被爆地の代表として、揺るぎない確信を持って訴えます。

「核兵器は絶対悪であり、核兵器廃絶こそが、地球上のいのちを未来へつないでいくため人類に残された唯一の道なのだ」と。

 

 全締約国の皆さん、今回の会議において、これまで合意を重ねてきた事項を再確認するとともに、NPT第6条に定める核軍縮の誠実交渉義務が履行され、核軍縮・不拡散措置を確実に進展させるための具体的な道筋を示されることを強く求めます。

 

 結びに、「長崎を最後の戦争被爆地に」という言葉を皆さんと共有し、私のスピーチを終わります。ご清聴ありがとうございました。

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