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ヤスデの発生にご注意ください


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ページID:0070263 更新日:2025年12月8日更新 印刷ページ表示

近年、市内で台湾原産の外来生物「ヤンバルトサカヤスデ」と考えられるヤスデの発生が確認されています。このページでは、ヤスデに関する情報(生態や対策など)をまとめて掲載しています。​

ヤスデが大量発生した場合の対策(チラシ) (PDFファイル/960KB)

ヤスデとは

  • 湿度の高い草地や落葉の多い土壌、道端の側溝など、日光の当たらない湿った場所を好みます。
  • 人を咬んだり、刺したりすることはなく、農作物に被害を与える虫ではありませんが、日常生活に大きな不快感を与える不快害虫とされています。
  • 焼却しようとしたり、熱湯をかけたりするなどの強い刺激を与えると悪臭ガスを放出するので十分に注意してください。

外来生物「ヤンバルトサカヤスデ」の生態

  • 寿命は1年程度で、卵→幼虫→亜成体→成虫と脱皮を繰り返しながら成長します。
  • 成虫の体色は褐色で、淡褐色と濃褐色の縞模様があり、在来種のヤスデよりも大型です。
  • 交尾期は晩秋ごろで、その後1か月程度で数百個も産卵し、8日程度でふ化します。
  • 集団移動をする時期は年2回あり、4~6月(幼虫)と10~11月(成虫)です。湿度の高い雨上がりの夜によくみられます。

ヤンバルトサカヤスデの成虫の写真 
ヤンバルトサカヤスデの成虫

ヤスデが大量発生した場合の対策

ヤスデの大量発生については、全国的にも抜本的な解決策が見つかっていません。また、ヤンバルトサカヤスデは繁殖能力が非常に高く、一度定着してしまうと根絶することは非常に困難とされています。このため、ヤスデが生息しにくい環境づくりを行うことが効果的です。

集団移動防止対策(生息地から居住地域への移動防止)

環境整備

草刈りや落ち葉の除去を行う

ヤスデは落葉などが堆積して湿度が高く日光の当たらない場所を好みます。草刈りや落葉を除去するなど、暗く湿った場所を作らないようにしましょう。また、幼虫期(4~6月)に合わせた下草の除去や土壌の掘り起こしなどで日当たりを良くすることも効果的です。

側溝を掃除する

側溝は周辺も含めて清掃を徹底し、ヤスデが入りこまないようにしましょう。雨水と一緒にヤスデが移動しないようにすることも大切です。

侵入防止対策

壁面に滑る材質のものを貼り付ける

養生テープ、アルミテープ、ステンレス材など、滑りやすい材質のものを塀や壁に貼り付けると効果的です。滑ってヤスデが登れなくなります。
※テープをはがす際は、粘着跡や塗装のはがれに注意してください。

階段に養生テープを貼り付けた画像
​例:階段に養生テープを貼り付ける

壁面に養生テープを貼り付けた画像
例:壁面に養生テープを貼り付ける​​

扉などの隙間をふさぐ

屋内への侵入を防ぐため、隙間テープなどを貼ることも効果的です。

養生テープで扉の隙間をふさいだ画像
例:養生テープで扉の隙間を埋める

薬剤を使用する

侵入されたくないところだけに帯状に撒くと効果があると言われています。ただし、近隣の農耕地や河川、用水路(側溝)に薬剤が入らないよう注意してください。
※農耕地は、農薬取締法により登録のある農薬以外は使用できません。
※薬剤の使用は、一時的に効果があっても、やがて効きにくくなる(耐性が生じる)ことがあります。また、人や動植物への影響も懸念されます。やむを得ず使用する場合は、使用上の注意をよく読んでご使用ください。

広域分散防止対策(生息地の拡大を防止する)

土や落ち葉などの移動に注意する

生息地域の拡大は、土、堆肥、植木などの移動時に、ヤスデの卵や幼虫などが付いてくる人為的な要因が最も大きいと考えられています。発生地の土などの移動は、生息地域の拡大につながるので注意しましょう。

ヤスデの大量発生を見つけた時の対処法

ほうきなどではたき落として集める

  • ほうきなどではたくと、一時的に丸くなって集めやすくなります。集めたらごみ袋にまとめて、漏れ出ないようにきつく縛ります。
  • ごみ袋に入れた状態で日光に当てておくと、自ら分泌する毒で自滅します。また、ごみ袋に薬剤を入れることも効果的です。

「燃やせるゴミ」として処分する

  •  死滅後に、そのまま「燃やせるごみ」として処分してください。

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