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2023年10月23日
・MICHISHIRUBE設立
2024年5月27日
・「長崎ピース」販売開始
2025年5月27日
・一般社団法人として活動開始
2025年5月28日
・ながさきあじさい12kmプロジェクト開始
2025年8月
・長崎の企業50社とつくる平和スタンプラリー開始予定
市内外の大学生20人で構成されている「MICHISHIRUBE」は、長崎を拠点に、新しい平和活動に取り組んでいる団体です。Tシャツなどのオリジナルグッズ「長崎ピース」を企画・販売し、その収益を平和学習や映像制作などに活用しています。活動の根底には、「ボランティアでは続かない。だから、ビジネスとしてより持続可能な平和を」という考えがあります。団体名には、「いつか、被爆者がいなくなった時代に、平和への道しるべでありたい」という強い思いが込められています。
設立当初は、「平和活動でお金を得るのか」と厳しい言葉を受けることも。それでも、地道に活動を続け、今では被爆者の方々から「君たちに任せたい」と温かい言葉を掛けてもらえるようになりました。
活動の中でも注目されているのが、かるたづくりのワークショップ。小中学生が平和をテーマに読み札や絵札を考えることで、戦争の印象がただの“怖いもの”から“自分事”へと変わっていきます。「平和活動を生む平和学習」を理念に活動する彼らにとって、ワークショップを体験したこどもたちが自ら発信しようとする姿を見たときに、活動のやりがいを感じると言います。
今年の5月には、世界的庭園デザイナーの石原和幸さんと「ながさきあじさい12キロプロジェクト」を開始。被爆地域の南北の距離と同じ、12キロ分のアジサイの販売を目指します。他にも、多くの長崎の企業と連携した平和のデジタルスタンプラリーも計画中です。
ビジネスの場には欠かせない名刺。MICHISHIRUBEのメンバーの名刺の裏には、彼らの活動の根底にある思いが記されています。これを読んでもらうことで、活動への思いをすぐに理解してもらえるそう。
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。