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長崎市都心部の再開発において、現在の「箱物先行型」の事業進行から脱却し、都市の骨格となる歩行者動線・高さレベル・暑さおよび高齢化への対応を先に設計する「動線先行型」の都市計画への転換を求めます。駅前、桜町、興善町、浜町、大波止・港ターミナルを結ぶ屋根付き高架歩道や、既存地下空間を活用した歩行者ネットワークの整備、街路樹の計画的再配置、主要高低差への複数エスカレーター・エレベーターの設置など、暑さと高低差を軽減するインフラ整備を都心整備の最優先事項として位置づけるべきです。
また、市役所跡地などの一等地については、文化ホール等の維持コストの大きい施設を増設するのではなく、民間事業者が収益を上げられるオフィス・ホテル・商業機能、NHK新社屋など安定した需要を生む用途を積極的に導入し、その税収・売却益を動線インフラへ再投資する方針を確立することを求めます。
さらに、稲佐山・ロープウェイ・スタジアムシティとの連携を強化し、観光回遊ルートを形成することで、民間投資と観光消費を最大化する戦略を優先すべきです。財政制約が厳しい現状では、不要または過剰と考えられる多目的ホール等の新設・更新は一時凍結し、動線インフラ整備と民間投資の誘導に重点を置いた「優先順位の再設定」を強く求めます。長崎の将来世代に誇れる都心を実現するため、動線主体のまちづくりへの転換を提案します。
この度は、まちづくり行政に関し、ご意見とご提案をいただきありがとうございます。
近年、長崎駅周辺再整備や長崎スタジアムシティ開業など、新たなまちの基盤整備が進み交流人口が創出されており、その効果を市内全域へ波及させるためには、ご提案にもありますとおり、回遊性を向上させる動線の強化が必要であると考えております。
このことから、令和8年2月に策定した「長崎まちづくりのグランドデザイン2050」では、都心部のまちづくりの方針の一つに「人中心の楽しい都市空間の創出」を掲げ、「緑を感じる空間の創出」や「沿道の魅力向上」など、動線強化に関する取組みの方向性を示しています。
また、都心部の取組みを詳細に示すものとして、グランドデザインに先行して令和6年4月に策定した「長崎都心まちづくり構想」では、都心部の回遊性向上に資する取組みとして、長崎駅、桜町周辺、まちなかを結ぶ歩行空間に沿って緑陰を配置することや、市庁舎跡地活用と併せたエスカレーターなどの歩行者支援施設の整備などを中長期的な取組みとして示しているところです。
今後も、新たな拠点を起点とした回遊性向上に向け、市民・事業者など様々な関係者と連携・協働・共創しながら、取り組んでまいります。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。