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発達障害が疑われてから、ハートセンターで診断を受け、療育につながるまでの流れが非常に分かりにくく、一般の保護者には理解が難しい状況です。そこで、相談から診断・療育までの道筋を1枚のプリントとして簡潔にまとめ、乳幼児健診の会場で全員に配布することを提案します。早期支援につながる大きな助けになると考えます。
また、本来発達の遅れを発見する場であるはずの1歳半・3歳児健診が、実際には「様子をみましょう」で終わってしまうことが多く、保護者が不安を抱えたまま支援につながらないという問題があります。保健師訪問を希望しても、話を聞くだけで受診の勧めや具体的な助言が得られないケースが多く、健診が十分に機能しているとは言えない現状があります。
さらに、診断が確定しない「グレーゾーン」の時期こそ、親子が孤立しやすく最も支援が必要です。この期間に、保護者が安心して相談できる窓口や定期的なフォロー体制など、具体的な支援の仕組みが求められています。市が独自に制度を設計するのではなく、実際に療育を利用している家庭から「こんな支援が欲しかった」という意見を集めることで、より実効性の高い仕組みをつくることができるのではないでしょうか。これまでに、そのような意見収集の取り組みは行われているでしょうか。
また、長崎市には全国でも珍しい発達支援特化型センター「にこっと」がありますが、相談員がセンター長1名のみで体制が拡充されていません。発達に課題を抱える子どもを育てる家庭は日々大きな負担と不安を抱えています。だからこそ、市として可能な範囲の支援を広げていただきたいと考えています。
ご意見をいただきありがとうございます。
発達に特性のあるお子様とそのご家族が安心して日々の生活を送ることができるよう、早期に支援を行うことは大変重要であると考えております。
現在、乳幼児健診においては、問診や診察にてご自宅でのご様子等を伺いながら、お子様の心身の発達・発育について確認し、お困りの内容に沿った専門相談の実施や、専門医療機関へのご紹介など、保護者の方のお気持ちに寄り添った支援に努めているところです。
また、乳児期における発達・発育は個人差もあることから、いわゆる「グレーゾーン」も含め、一度の健診で判断が難しい場合もありますが、健診時には、こどもや子育てに関するあらゆる相談窓口である「こども・子育てイーカオ相談」をはじめ、発達に関する相談窓口を掲載したリーフレットを全員へお配りしているほか、フォロー教室や経過健診、発達健診をご案内するなど、年齢に応じたフォローができる体制を整えています。
ご指摘の点につきましては、お子様の発達について不安を抱える保護者の方が安心してお子様と過ごしていただけるように、長崎市における健診や相談、療育に至るまでの流れをイメージしやすい資料の配布や、職員の知識・技術の向上に努めるとともに、実際に療育を受けられている方のご意見等も伺いながら、求められる支援などニーズを把握し、必要な支援体制について検討してまいります。
また、発達支援特化型センター「にこっと」につきましては、発達障害のある、又は発達が気になる小学校低学年までの児童及びその保護者等を対象として、子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、子育て等に関する相談・援助、地域の子育て関連情報の提供、子育て及び子育て支援に関する講習等を施設において行っております。相談体制については、現在、センター長のほか、助産師1名、保育士1名、作業療法士1名の計4名体制で取り組んでおりますが、今後も市とセンター間でしっかりと協議を行いながら、利用者のかたが相談しやすい環境づくりに努めてまいります。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。