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今現在、小中学校の統廃合案が提案されており、市政は子供ファーストと唱いながら、どんどん子供が通学しにくい環境になっているのが現状だと感じている。
統廃合も子供の学びの場の環境整備としているが、実際、小ヶ倉中学校を戸町中学校に統合するとする案も、築56~60年の戸町中学校に統合して、築21~30年の小ヶ倉中の方を廃校にするというのも、子供達のために、どのように環境が良くなるというのかがわからない。
耐震工事をしていたとしても、建物自体の強度は全然違うと思う。
学校周辺の環境から見ても小ヶ倉中学校の方が学校の所在地には向いていると感じる。
人件費や先生等の確保の問題もあるということも、わかるが、子供ファーストというのであれば、安易に統廃合というのではなく、そちらの問題を解決する方法をまず考えて欲しい。
私は、給食費の一律無償化等は反対。支払いができる人は、自分の子供の食べる物の料金は自分で払うすべきだと思う。そのような施策が他にも多くあると思う。そのような費用を自分たちで負担してでも、小中学校の安易な統廃合には反対する。
実際、子育て世帯が家を購入するときにまず見るのが、小中学校までの距離だと思う。このままでは長崎市からの人口流出は止まらないと感じる。
鈴木市長はどのような考えかお聞きしたい。
全国的な少子化の流れの中で、長崎市におきましても、児童生徒数が昭和30年代のピーク時と比較して約4分の1まで減少しておりますが、その一方で小中学校の数は大きく変わっていないことから、一つの学校あたりの児童生徒数も減少しており、多くの学校で小規模化が進んでいる状況にあります。
このような中、平成29年2月に「長崎市立小学校・中学校における規模の適正化と適正配置の基本方針」を策定し、小学校では普通学級12~18学級、中学校では9~18学級を適正な学校規模と規定したうえで、地区ごとの実施計画(案)を作成し、複式学級を有する過小規模校や老朽化の進んでいる小規模校を優先して統合に取り組んできております。
ご質問の小ヶ倉中と戸町中につきましては、令和5年度5月1日時点で小ヶ倉中が179人の6学級で小規模校、戸町中は302人の9学級で適正規模校となっておりますが、令和11年度には小ヶ倉中が176人の6学級で小規模校、戸町中は258人の8学級で、両校共に小規模校化すると予測しております。
実施計画(案)においては、統合の一つの考え方として、小ヶ倉中を戸町中に統合するという方法を示しておりますが、これは現時点で確定したものではございません。今後の両校の生徒数の推移を注視しつつ、保護者や地域の皆さまのご意見を十分に伺いながら取り組んでまいりたいと考えております。
学校給食費につきましては、子育て世帯の負担軽減のため、国において全国一律の制度として学校給食費の無償化を実施していただくよう、国や県に対して要望を行っているところです。
教育委員会では、全市的に少子化が加速している中、子どもたちの教育環境の改善や向上については、確実に取り組みを進めて行かなければならない重要な課題であると認識しておりますのでご理解とご協力をお願いします。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。