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消防の採用を紹介しようと思い、現役の職員に話を聞いたところ、休暇がとれない、土日サービス出勤や時間外のサービス残業やパワハラが横行している、辞めていく職員も過去にないほど多く職員が疲弊していると言われた。サービス残業も市は把握しているとも言っていた。土木のパワハラの件といい、職員全体への聞き取りなどちゃんとした対応を行っているのか。過去パワハラを訴えた職員が家から遠い勤務地へ飛ばされた報復人事もあると言っていた。事実であれはこのようなことで適切な市政運営が可能と考えているのか。
消防局では、人事評価や諸手当チェック等の機会を捉えて、所属長による全職員を対象とした面談を年3回以上実施して、職員の勤務状況等の聞き取りを行っているところです。
提案がありました内容については、次のとおり取り組んでいます。
① 休暇について
消防職員は、災害時の現場活動等に必要な人員に加えて、各種研修への参加や休暇取得などを考慮した部隊の人員を確保していますが、近年の新型コロナウイルス感染症の影響や中途退職者などにより、消防体制を確保するため、やむを得ず職員の休暇を制限せざるを得ない場合があります。
このような状況を受け、限られた人員をより有効に活用できるように、消防隊の編成方法の見直しや、消防出張所の廃止を行うとともに、中途退職者が発生した場合の人員補充として、採用時の次点候補者(補欠)制度を導入するなど、消防体制を確保しながら、職員が休暇を取得できるよう取り組んでいます。
② 出退勤の管理について
職員の出退勤の時間は、システム上で管理しており、時間外勤務と出退勤の時間を確認し、いわゆるサービス残業が見受けられる所属には適切な勤怠管理を行うよう指導を行っています。
③ パワハラについて
パワハラなどのハラスメントについては、機会を捉えて研修等を実施するなど、全職員でハラスメント防止に積極的に取り組んでおり、直近では、令和5年4月に、他都市で発生したパワーハラスメント等を受けて国から服務規律の確保に関する通知が発出されたことに伴い、本局でも、改めて消防局長からハラスメントの防止に関する
通知を出したところです。
上司には、部下を適切に指導する責務がありますが、引き続きハラスメントに十分注意しながら、業務に取り組んでいきます。
④ 人事異動について
人事異動は、多くの職員が消防隊や救急隊、事務部門などあらゆる業務を経験できるように可能な限り短い周期でジョブローテーションを行っており、勤務場所についても、消防署の本署勤務や離島勤務など、消防局管内のあらゆる勤務地へ異動することとなりますが、いずれも各業務を効果的に遂行できるよう適材適所の配置を行っています。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。