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更新日:2020年5月29日 ページID:028409
無電柱化は、道路の地下空間を活用して、電力線や通信線などをまとめて収容する電線共同溝などの整備による電線類地中化や、表通りから見えないように配線する裏配線などにより道路から電柱をなくすことです。
電線や電柱について、近年さまざまな問題がクローズアップされてきています。
例えば、電線が多すぎて景観が悪い。電柱で道幅が狭くなり、歩行者には歩きにくく、自動車が来たときにも危険。地震や台風などの災害で電柱が倒れたり、電線が垂れ下がったりする危険もある…など。
道路の無電柱化は、こうしたさまざまな問題の解決に役立ちます。特に地震の多い日本では、防災面から、無電柱化は重要です。こうしたことから、「安全で快適な通行空間の確保」「都市景観の向上」「都市災害の防止」「情報通信ネットワークの信頼性向上」などを目的として、無電柱化を推進しています。
歩道が広く使え、ベビーカーや車いすの人にも安全で利用しやすくなり、歩行空間のバリアフリーという観点からもメリットがあります。
地上にはりめぐらされた電線類が地中化などにより見えなくなるため、美しい街並みが形成されます。
台風や地震などの災害時に、電柱が倒れたり、電線が垂れ下がったりするといった危険がなくなります。倒れた電柱に道をふさがれることがないため、災害時の緊急車両の通行もスムーズになります。
情報化社会の進展とともに情報通信ネットワークが広がり、その重要性は高まる一方です。無電柱化としての電線類の地中化は、地震などの災害時に情報通信回線の被害を軽減し、ネットワークの安全性・信頼性を向上させます。
長崎市では、これまで国が定めた計画(昭和61年度から3期にわたる「電線類地中化計画」、平成11~15年度の「新電線類地中化計画」、平成16~20年度の「無電柱化推進計画」)に基づき、12路線・17区間の整備を行ってきました。
現在は、「無電柱化に係るガイドライン」に沿って、2路線・2区間の無電柱化を進めており、平成27年度には市道籠町新地町1号線(都市計画道路新地町稲田町線)の150m区間の無電柱化が完了しました。
現在、無電柱化の整備箇所として、長崎駅周辺土地区画整理事業区域内の整備を実施しています。また、観光地周辺や道路新設・改良箇所における無電柱化についても、整備推進に向けた検討・調整を行っています。
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