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「さかんまち」長崎のなりたち

更新日:2013年3月1日 ページID:005616

「さかんまち」を住みやすくしたい 「さかんまち」長崎のなりたち

江戸時代の長崎市街
図-1
市街地の変遷
図-2
垂直方向DID(人口集中地区)
図-3
傾斜度
図-4

長崎市の市域面積は約406.4平方キロメートル、このうち市街化区域の面積が約64.8平方キロメートルで、残りの区域は主に山林や農地となっています。
長崎の街は、深く入り込んだ長崎港、そしてそれを取り巻く標高300~400メートル級の山が衝立のように周囲を巡らしています。市街地は、港に注ぐ2本の河川沿いにある僅かな平坦地とそれに連なる斜面上に形成されています。
また、平成17年国勢調査では、全市域の13.1%の地域に約76.8%の人々が居住し1ヘクタール当たり75人という地方都市としては非常に高密な市街地となっています。

図-1 は、現在の市街地の図面に、江戸時代の市街地を重ねた図面ですが、長崎の街は、埋め立て造成により形成されてきました。

図-2 は、市街地の変遷を表しています。昭和28年から38年にかけては、長崎港を中心に周辺の山腹の方に市街地が形成されていきますが、昭和55年頃になると、北部や南部の方に新たに団地開発がなされ、市街地が広がっていきました。

図-3 は、昭和35年、45年、55年の人口集中地区(DID)の拡大を示すために、稲佐山と金比羅山を結んだ線の断面模式図です。昭和35年でみると、標高150メートル位まで、人口集中地区になっています。それが昭和55年になると200メートルを越える範囲まで広がっています。

図-4 は、傾斜度を表したものです。白の部分が0~3度(5%以下)で、それ以上は傾斜度によってハッチ分けをしていますが、かなりの部分が斜面地です。
通常、日照・通風・採光などは、平地より傾斜度が7~8度の方が良く、宅地としては適しているといわれています。しかし、長崎の場合、住宅建設一般の経済的限界と言われている15度以上の所まで、市街地が形成されています。
このように、長崎市は平坦地が非常に少なく、その少ない平坦地も事業所や行政施設など生産性の高い用途で占められ、高度経済成長時代に斜面地が居住の場として求められたことにより、現在の斜面市街地が形成されました。

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まちづくり部 都市計画課 

電話番号:095-829-1169

ファックス番号:095-829-1168

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(18階)

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