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重要文化財(建造物)「本河内水源地水道施設」

更新日:2022年3月1日 ページID:038097

本河内水源地水道施設について

長崎水道創設及び第1回拡張工事において本河内に建造された、高部堰堤低部堰堤及び高部配水池「本河内水源地水道施設」の名称で、平成29年7月31日に重要文化財(建造物)に指定されました。

創設当時の時代背景

【長崎水道創設】
安政5年(1858年)、五カ国修好通商条約が締結され日本の開国が進んだことに伴い、一早く港都市として栄えてきた長崎は、幕末に外国人居留地が建設され、海外との貿易が盛んに行われるようになりましたが、海外文化の流入と共に、コレラ・赤痢などの伝染病の流行にも悩まされることになりました。
明治時代に入ると、コレラの爆発的な流行が度々起こり、特に明治18年に長崎で発症したコレラは全国的に猛威をふるい、翌年には約10万人の死者が出る大流行となりました。
港湾都市長崎の発展のためには衛生環境の改善が緊急課題であるとの見地から、水道施設の必要性が提唱され、横浜・函館に続いてわが国3番目の近代水道として明治24年(1891年)3月に長崎水道(本河内高部堰堤、本河内浄水場)が創設されました。

【第1回拡張工事】
明治27年8月、日清戦争の勃発により、長崎港は兵員や物資輸送の基地になったことで、船舶の出入りや人馬の往来が増え、市況は活発となっていきました。
その後も世界情勢の変化に伴い、一段と市況が増し、各地からの転入者で人口は著しく増加していきました。
水道施設の増設の必要性を痛感していた市当局は、明治31年に施設の拡張事業を起こすことを決め、明治33年5月に認可を取得し、明治37年3月に第1回拡張事業(西山高部及び低部浄水場、西山堰堤、本河内低部堰堤)は完成しました。

本河内写真

重要文化財への指定

長崎水道創設及び第1回拡張事業において建設され、現存する本河内高部堰堤、低部堰堤及び高部配水池においては、その価値が認められ、平成29年7月に「本河内水源地水道施設」の名称で重要文化財(建造物)への指定を受けました。
本河内水源地水道施設は、我が国に建設された最初期の近代水道施設であるばかりでなく、貯水池を備えた水道施設の始まりであり、今なお現役の施設として稼働している点も含め、水道史上、非常に価値が高いものです。
また、綿密な工学的調査に基づき設計された高部堰堤と、最先端のコンクリート技術を駆使して精巧に造られた低部堰堤は、設計手法と併せ、明治中期における土木技術の到達点を示す構造物として重要な施設となっています。
文化財指定にあたり、指定基準「技術的に優秀なもの」、「歴史的価値の高いもの」が適用されており、近代文化遺産として高く評価された施設です。

本河内水源地水道施設一覧

本河内水源地水道施設一覧(PDF形式 9,623キロバイト)

公開状況

低部ダム公園、高部ダム公園及び周辺道路などの公共空間からの見学が可能です。
公園内には、説明看板や一部実物の展示があります。
※本河内浄水場内への入場は、安全確保及び衛生管理上の観点から、基本的には行えないものとしております。

高部堰堤周辺見どころ(PDF形式 235キロバイト)
低部堰堤周辺見どころ(PDF形式 237キロバイト)

アクセス

・本河内高部ダム公園への行き方
長崎県営バス 「道光(どうこう)」バス停より徒歩9分
高部ダム公園周辺地図

・本河内低部ダム公園への行き方
長崎電気軌道「蛍茶屋」電停より徒歩7分
低部ダム公園周辺地図

お問い合わせ先

上下水道局業務部 総務課 

電話番号:095-829-1203

ファックス番号:095-829-1205

住所:〒850-8685 長崎市桜町6-3(別館2階)

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