本文
長崎市が参画する長崎市たちばな漁協ブルーカーボン推進協議会(以下、本協議会)は、「長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト(以下、本プロジェクト)」の取組の成果として、2026 年2月6 日にJ ブルークレジット®認証を取得しました。
本協議会は、長崎市たちばな漁業協同組合を主体として、長崎県、長崎市、国立大学法人長崎大学、八千代エンジニヤリング株式会社(東京都)、住友大阪セメント株式会社(東京都)、株式会社Snc(福岡県)が産官学連携し、令和7 年9 月に発足した協議会です。
戸石トラフグの養殖生産地として有名な長崎市牧島周辺は、長崎県内ではほぼ見られなくなったクロメという海藻が繁茂する数少ない海域であり、長年に渡り磯焼けの原因となる食害生物の除去活動や藻場増殖礁設置等の対策が実施されています。
本協議会では、牧島周辺の海域において、磯焼け対策の促進による貴重な四季藻場の維持・再生や、持続的な水産資源の確保を通じた地域漁業の振興、さらには藻場による二酸化炭素吸収量の増加・維持を目指す本プロジェクトを開始しました。
本プロジェクトは、長崎市たちばな漁業協同組合が実施主体となり、長崎県と長崎市と連携して藻場の保全活動を行います。住友大阪セメント株式会社と株式会社Snc は、新規技術を導入した藻場増殖礁の効果検証やモニタリングの実施、藻場の維持・創出のための漁業者と連携した海洋データ利活用の検討を行います。国立大学法人長崎大学は、水中ドローンによる藻場観察や藻場礁のメンテナンス、八千代エンジニヤリング株式会社は藻場の分布状況調査やブルーカーボン量の算定を行います。
今回、食害生物の除去や藻場増殖礁の設置による効果について、空中・水中ドローンを用いた調査により藻場の分布や密度変化を定量的に評価し、国土交通省認可の技術研究組合であるジャパンブルーエコノミー技術研究組合より合計10.5t-Co2 のJ ブルークレジット®を認証いただきました。
長崎市内でのJ ブルークレジット®認証は初の事例となります。
| プロジェクト名称 | 長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト |
|---|---|
| 申請者/実施者 | 長崎市たちばな漁協ブルーカーボン推進協議会 |
| クレジット認証対象期間 | 2024 年8 月1 日から2025 年7 月31 日まで |
| 認証対象吸収量 | 10.5[t-Co2] |
| 認証クレジット量 | 10.5[t-Co2] |
| クレジット属性 | 自然系(吸収源対策)クレジット |
今後は、本プロジェクトで取得したクレジットを活用して、産官学連携のもと藻場の維持・再生に係る取り組みを強化し、長崎市が掲げるゼロカーボンシティの実現に向けて、この取り組みを他地区へも波及できるよう推進してまいります。
また、除去したウニの活用やCo₂削減も考慮した藻場づくりを通じて、水産物のPR・ブランド化等の高付加価値化を図り、環境対策と経済的価値を創出し、持続的な水産業の確立に寄与することを目指します。
本プロジェクトで認証されたJ ブルークレジット®については、次のとおり公募が予定されていますので、特に長崎市内の企業様におかれましては、是非とも購入のご検討をお願いいたします。
| 公募方式 | 指定単価方式 |
|---|---|
| 0.1 [t-Co2]あたり単価 | 5,500 円(税込) |
| 最低購入申込数量 | 1.0[ t-Co2] |
| 購入申込意向表明期間 | 令和8 年3 月26 日~令和9 年1 月22 日 |
| 購入申込期間 | 令和8 年4 月13 日~令和9 年1 月29 日 |
詳細な公募情報や購入申込みについては、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合のホームページ(https://www.blueeconomy.jp<外部リンク>)をご確認ください。