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(2003年4月28日)朝鮮民主主義人民共和国の核兵器保有発言について(抗議)


本文

ページID:0005000 更新日:2021年7月12日更新 印刷ページ表示

抗議文

2003年04月28日

朝鮮民主主義人民共和国

 国防委員長 金正日様

長崎市長 伊藤 一長

 4月25日、貴国政府高官が核兵器を保有していると発言したとの報道に接しました。

 核兵器は、他のどのような兵器もとうてい及ばない大量無差別殺戮兵器であり、その保有はいかなる理由があろうとも断じて容認することはできません。今回の発言に対し、被爆地長崎の市民を代表し、ここに厳重に抗議します。

 長崎市は、58年前、1発の原子爆弾によりおよそ15万人が死傷し、街は廃墟となり、今なお放射線による後障害に苦しみ続けている人々がいます。原爆の悲惨さを身をもって体験した長崎市民は、二度と被爆者をつくってはならない、長崎を最後の被爆地にしなければならないとの思いから核兵器の廃絶を訴え続けています。

貴国は、昨年9月に合意した日朝平壌宣言を遵守し、保有する核兵器を直ちに廃棄するとともに、北東アジアはもとより世界の平和と安定のため努力されることをここに強く求めます。