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(2007年7月3日)久間章生防衛大臣の原爆投下発言について(内閣総理大臣あて)


本文

ページID:0004981 更新日:2021年7月12日更新 印刷ページ表示

要請文

2007年07月03日

内閣総理大臣

安倍 晋三 様

長崎市長 田上 富久

 去る6月30日、久間章生防衛大臣が「原爆投下もしょうがない」という趣旨の原子爆弾投下の正当化とも受け取れる発言をなされたことに対して、被爆者の心情を踏みにじるものとして、多くの批判が噴出しており、被爆地長崎としては決して看過できないものであります。

 現在も被爆の後障害に苦しむ被爆者の方々は、はかり知れない深い苦悩を抱えておられ、今回の発言はこうした被爆者への配慮を欠いた発言であり、誠に遺憾に存じております。

 核兵器が一般市民を無差別に虐殺する大量破壊兵器であり、いかなる理由があろうともその使用は許されないということを深く認識され、被爆国としてのゆるぎない考え方にもとづき強力なリーダーシップを発揮して、核兵器廃絶に取り組まれますことを強く要請いたします。