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(2011年7月20日)アメリカ合衆国臨界前核実験への抗議


本文

ページID:0004968 更新日:2021年7月12日更新 印刷ページ表示

抗議文

2011年07月20日

アメリカ合衆国大統領

バラク・H・オバマ 閣下

長崎市長 田上 富久

長崎市議会議長 中村 照夫

 本日、貴国がネバダ核実験場において昨年9月の臨界前実験に引き続き、12月と本年2月に臨界前核実験を実施していたとの報道に接しました。被爆都市長崎は、貴国が臨界前核実験を実施したことに対し、長崎市民を代表してここに厳重に抗議します。

 オバマ政権下での5度目の模擬核実験となる今回の実験は、貴国が「核兵器なき世界」を掲げながらも、今後も核兵器を保有し続けるという意思を示したもので、私たちは理解に苦しみます。

 国際社会においては、今まさに核兵器の全廃を目指そうと「核兵器禁止条約」の締結に向けて取り組もうとしているところであり、核兵器保有や、新たな核兵器開発へつながる核実験の実施は、核兵器廃絶への流れに逆行し、被爆者をはじめ長崎市民や世界の多くの人々の「核兵器のない世界」への期待を裏切ることでもあります。

 貴国におかれましては、誠実に核軍縮に取り組み、一日も早い「核兵器のない世界」の実現のために、主導的役割を果たされるよう強く求めます。