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(2012年12月7日)アメリカ合衆国臨界前核実験への抗議


本文

ページID:0004960 更新日:2021年7月12日更新 印刷ページ表示

抗議文

2012年12月07日

アメリカ合衆国大統領

バラク・H・オバマ 閣下

長崎市長 田上 富久

長崎市議会議長 板坂 博之

 本日、貴国がネバダ核実験場において、昨年2月に引き続き、今月5日に臨界前核実験を実施したとの報道に接しました。被爆地として、貴国が臨界前核実験を実施したことに対し、長崎市民を代表してここに厳重に抗議します。

 「核兵器のない世界」をめざすオバマ政権となってから4回目となる、今回の実験は、今後も核兵器を保有し続けるという貴国の意思を示したもので、被爆地として容認できるものではありません。

 核兵器保有や新たな核兵器開発へつながる核実験を実施することは、国際社会における核兵器廃絶への流れに逆行するものであり、被爆者をはじめ長崎市民や世界の多くの人々の「核兵器のない世界」への期待を裏切ることでもあります。

 貴殿は、大統領として2期目に臨むにあたり、「核兵器のない世界」の実現をめざす方針を明確にされています。

 貴殿におかれましては、核軍縮に真摯に取り組み、一日も早い「核兵器のない世界」の実現のために、主導的役割を果たされるよう強く求めます。