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(2013年3月27日)米国の「マンハッタン計画」関係施設を国立歴史公園に指定する法案に関する要請


本文

ページID:0004956 更新日:2021年7月12日更新 印刷ページ表示

要請文

2013年03月27日

駐日アメリカ合衆国大使館

特命全権大使

ジョン・V・ルース大使 閣下

長崎市長 田上 富久

 昨年、貴国議会で否決された、「マンハッタン計画」関係施設を国立歴史公園に指定する法案が、再度、議会に提案されたとの報道に接しました。

 

 マンハッタン計画によって、人類は核兵器を手にし、広島、長崎に原子爆弾を落としました。原子爆弾により、広島と長崎では20万人以上の市民が亡くなり、被爆から68年を迎える今日においても、多くの被爆者が放射線の後障害に苦しんでいます。マンハッタン計画は、世界が核兵器におびえることになった歴史の始まりです。

 

 今後、歴史公園化の計画について、さまざまな議論がなされると思いますが、原爆投下を正当化するものではなく、被爆の実相や被爆者の苦しみを理解し、核兵器廃絶につながるような議論がなされるよう被爆地市民は望んでいます。

 

 貴国には、大統領自身が目指す「核兵器のない世界」の実現に向け、核兵器に関するあらゆる事案について、慎重かつ責任ある行動をとっていただきますよう強く求めます。