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暴力追放「いのちを守る」宣言とは、長崎のまちから暴力を追放し、いのちを大切にするという決意を新たにするために、平成20年の暴力追放「いのちを守る」長崎市民会議発足から毎年行っているものです。今年は4月19日に暴力追放「いのちを守る」長崎市民会議を開催し、同宣言を行いました。
いかなる暴力も許さず、いのちを大切にするという思いで発足した、この暴力追放「いのちを守る」長崎市民会議も、今年で18年目を迎えました。
長崎市内の犯罪発生件数は、令和3年以降、知能犯とされるニセ電話詐欺や、SNSを通じた投資詐欺、ロマンス詐欺などにより増加の一途をたどっています。また、昨今では、いわゆる闇バイトによる命の危険に関わる凶悪な事件も発生しており、誰もが犯罪にまきこまれる可能性があります。
このような市民の生活に不安や脅威を与える事件は、断じて許すことができません。
暴力のない安全で、安心して暮らすことができるまちの実現は、すべての長崎市民共通の願いです。今年8月に被爆80周年を迎える国際平和文化都市長崎から、あらゆる暴力を排除することを決意し、暴力追放の輪を広げていかなければなりません。
よってここに、警察はもとより、市、市民、事業者及び関係団体等が連携をさらに強化し、市民が安全で安心して暮らしていける誰一人取り残さない地域社会の実現に向け、全力を尽くすことを宣言します。
令和7年4月19日
暴力追放「いのちを守る」長崎市民会議