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設置年月日 | 平成29年10月1日 |
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設置根拠 | 日吉自然の家条例 |
担任事務 | 日吉自然の家の適切な運営に関し必要な事項を調査審議すること |
所管課 | 教育委員会教育総務部生涯学習施設課 電話:095-829-4930 |
1 報告
(1) 令和6年度および令和7年度における修繕等の予定
(2) 企業の森づくり(日吉自然の家 トランスコスモスの森)
2 議事
(1) 令和6年度 日吉自然の家事業報告(4~11月)
(2) 令和7年度 日吉自然の家事業計画
報告
(1)修繕等の予定について
(2)企業の森づくりについて(日吉自然の家 トランスコスモスの森)
<生涯学習施設課から(1)および(2)について説明>
【委員】
2027年度で蛍光灯が製造廃止になる。古い器具は発火して火災の恐れもあると聞く。日吉自然の家はまだ新しいのでその辺は大丈夫なのかなと思う。
【委員】
除伐等については、森林組合等に委託するのか。
【教育委員会】
伐採等の作業については、長崎県森林組合連合会に委託する形で進めている。
議事
(1)令和6年度の事業報告について
<指定管理者から令和6年度事業実績について説明>
【委員】
WOODAY(ウッデイ)を立ち上げて、補助金を申請していると思うが、申請先、支給の基準は。また、日当の内容について教えてほしい。
【指定管理者】
補助金の基準は、1年1ha当たり15万円程度で、申請面積は0.5haなので8万円、また、準備金等で26万円支給されるので、3年間で約50万円となっている。申請窓口は、長崎県森林ボランティアセンターである。補助金の財源は、国、県、市がそれぞれ負担していると聞いている。
補助金の用途は、のこぎり等の備品や、日当に使用できることとなっている。1日の作業時間は4時間程度で、日当は1時間当たり約900円で算定していて、1日で4000円程度支払っている。
【指定管理者】
これまでは、ボランティアの方に対して交通費程度の千円と弁当代を委託料から支出していたが、数が増えると委託料の負担が増えるので、 WOODAY(ウッデイ)を立ち上げて、補助金を申請した。
【委員】
補助金は日当として支給できないようになっている記憶があったが、日当として支出できればいいと思い質問した。
【委員】
補助金の用途としては役務費として支出しているのか。
【指定管理者】
ボランティアの方は、(機械の)燃料費や交通費もかかるため、このような形で支給している。
【委員】
WOODAY(ウッデイ)は、日吉自然の家としてではなく、任意団体として設立し、当該団体が補助金を申請している。
日当に関しては、補助金の支払い名目が作業備品、燃料、人件費に限られており、目的外には使用できないが、人件費としての支出が認められているので交通費等として支給している。
WOODAY(ウッデイ)は、年間通して活動を行っているが、補助金は限度額があるため、活動3~4回で補助金を使いきってしまう。それ以降は、各自のボランティアという形で行っているので、毎回、日当を支給できるということではない。
【委員】
報告では、延80人程度、年間8回で、1回あたり12~13人程度となっていたと思うが。
【指定管理者】
3回程度は日当を支給できるが、その後はボランティアで実施いただいている。
【委員】
電気代の補助について市にお願いしているとのことだが、市の対応は。
【教育委員会】
電気代というのは、全指定管理施設に共通している。近年は、物価高騰や人件費、最低賃金の上り幅が大きい。指定管理委託期間は5年間の施設が多いが、その5年間の間で変動する項目が出てくるが、その中でも電気代の上り幅が大きく、収支が赤字になる恐れがあるということで報告を受けている。
委託料等の見直しについては、社会情勢の著しい変化のとらえ方になってくるが、指定管理者制度を統括している部署も現状は認識していて、どのような対策ができるかについて検討が必要であると認識している。しかし、すぐに補填というような状況ではない。
電気代の内容をみると、単価というよりは、電力会社が設定している独自調整金や再エネ賦課金の上り方が大きい。すぐに対応できることはないが、とりまとめの部署でも状況は把握していて対応は検討している。
照明のLED化により電気代の縮減を図るなど、教育委員会としてできることは実施している。
【委員】
LED化したらどのくらい電気代が変わるのか。
【委員】
LED化自体の費用が高いと思う。
【教育委員会】
LED化の整備は教育委員会が行う。電気代は指定管理者が委託料から支払っているが、その負担が少しでも減ればと考えている。直に電気代を補填するということは時間もかかるし、庁内での検討も要するためである。
【委員】
電力会社は九州電力か。
【指定管理者】
ながさきサスティナエナジーと契約している。電気料金削減のため電力会社から見積を徴収し、大きく削減するよう、また、館内の節電にも努めている。節電等の成果については市も把握していて、評価していただいている。
やはり、電力会社の調整金等の高騰が大きく、補填措置ということでお願いしている状況である。
【委員】
電気代が上がっている要因について、この資料を見ると利用者数が増加していることが要因として大きいのか。
【指定管理者】
当然、利用者が増加すると電気料金も増加する。
電気料金単価については、九州電力より安価なながさきサスティナエナジーと交渉し契約している。
大きな要因としては、利用者の増加もあるが、生涯学習施設課長が説明したとおり調整金等の賦課金の増加や、激変緩和対策割引として国から補助金が出されていたが、それが無くなったことなどにより電気料金が増加している。
【委員】
人が集まる施設へという基本方針は大変よいと思う。
日吉自然の家への標識は何ケ所くらい設置しているのか。
【指定管理者】
設置個所数については即答できない。
平成29年度から委託を受けているが、その際に看板を調査し、小さい看板を大きいものに変えたり、新たに設置したり、入口看板も取り替えた。予算的に厳しい所もあるが、利用者が迷わないように適切に設置したいと考えている。
【委員】
ESD活動のアドベンチャーキャンプとして、沢登り体験を行っているが初めてか。
【委員】
2日目は、諫早少年自然の家に宿泊したのか。それとも日吉に戻ってきたのか。
【指定管理者】
2泊3日のキャンプは毎年行っているが、沢登りについては4~5年ぶりで以前にも行っていた。
宿泊については、2日目の朝からバスで諫早に行き沢登り体験のみを行い、日吉に戻ってきた。
【委員】
ベテランの指導員等が同行したのか。
【指定管理者】
沢登り経験のある日吉自然の家職員が事前に2回、下見に行き現地を調査し、それから子どもたちを連れて行った。
【委員】
ザイル等は使用したのか。小さな滝などはどのように対応したのか。
【指定管理者】
ザイルは使用していない。ヘルメットとライフジャケットを着用した。
職員が支えたり、手を貸したりしながら、一人で登れない子もいたため、皆で協力しながら実施した。
【委員】
私は森林ボランティアに携わっているが、市に対して2点要望がある。
1点目はトイレの設置と、2点目は遊歩道の整備である。
遊歩道の整備について、階段に間伐材を利用して整備を行っているが耐久性がない。4~5年で老朽化するため、安全を考慮すると階段の枕木等について恒久的に使用できるコンクリート製などの製品を市として導入できないか。
以前にも意見したが、トイレが施設内にしか設置されていない。屋外活動中でもトイレを利用するためには施設に行く必要があり、不便であるため屋外にトイレを設置してほしい。また、トイレ便器は洋式と和式が設置してあるが、洋式化した方がよいのではないか。
【教育委員会】
施設整備については予算を伴うものである。
生涯学習施設課では、現在5施設を所管している。年数を経過している施設もあれば、日吉自然の家のように比較的新しい施設もある。そのような中で全体の予算を見ながら、ということになる。また、現在の遊歩道の危険性については改めて認識した。
施設整備について、どこを優先的に行うか、安全面、利便性を考慮し、施設のバランスを考えてということになるが、委員の意見は受け止めて今後検討させていただく。
トイレについて、現在は洋式が標準だが、日吉自然の家を設計する時点では、和式を1つは設置する方針であったと思う。現在の生活様式や高齢者へ配慮するため洋式への整備は必要と考えているが、予算等を踏まえ検討させていただく。
(2)令和7年度 日吉自然の家の事業計画
<指定管理者から令和7年度の事業計画について説明>
【委員】
イベント企画はすばらしく参加したいと思うものである。
しかし、土日など、クラブチームでの活動を行っている子どもたちが参加できないこともある。
例えば、市内のバレーボールクラブや、サッカークラブに合宿等での利用について働きかけができればいいと思う。
県内には合宿できる施設や、スポーツ施設、特にサッカーコートも少ない。サッカーを行うにはグラウンドが少し狭いものの、バレーボールクラブ等なども含め、費用も安価であるため利用について働きかければ利用者が増加するのではないか。
また、イベントへの参加料について、今は物価や賃金も上昇しているので、金額を見直し、少し高くしてもよいのではないか。
広報についても、市PTA連合会の広報誌、インスタグラムやフェ椅子ブックへ掲載してもよいのではないか。
【指定管理者】
スポーツ団体の受け入れは可能で、グラウンド等で練習いただいて構わないが、単に試合の前日に宿泊するだけなどの利用はできない。研修施設であるため、ミーティングを行ったり、施設のレクリエーションを通じてチームの結束を高めるなどの目的で利用していただきたい。
【委員】
イベント事業で利用料金を徴収しているが、剰余金が出た場合、他のイベントで使用できるのか。
【教育委員会】
市が指定管理者に委託して、施設のイベントとして実施いただく際の料金設定は、実費や保険料を賄うものであり、基本的には収支が均衡するよう計画いただいており、利益を出すことは難しい。
自主事業については、指定管理者の負担により自主的に行っていただく事業だが、利益が出た場合は利用者への還元に充てていただくなど、協定で定めている。
【委員】
近隣の小中学校のグラウンドについて、地域と連携して利用しない時間帯などを活用できないのか。
また、イベント事業の対象者について、春の森を歩こうは、幼児から低学年の親子と記載されているが、他のイベントは一般・親子と記載されている。この場合の親子とは小学生以上を想定されているのか。
未就学児は、宿泊などは難しいが日帰りのイベントには参加でき、幼児期の体験学習のニーズはあると考える。 未就学児を対象とした事業は検討しているのか。
【指定管理者】
未就学児が参加できるイベントへの申し込みは多い。
茶摘みのつどいなど、日帰りのイベントには未就学児でも参加できるようにしている。宿泊は未就学児では難しく小学生以上と考えている。
【委員】
手作り体験などのイベントは施設内で行うもの以外もあるのか。
未就学児の屋外での活動には危険が伴うと思うが、施設職員、親が協力して未就学児も屋外で自然にふれあいながらものづくり体験等の活動ができれば、人が集まる施設になると思う。
【指定管理者】
未就学児のイベントについて、午前中のみの短い時間で、親子で一緒に歩いて、途中で草花を摘んで帰ってくるだけでも、親子や自然とのふれあいとして喜ばれている。このような未就学児が参加できるイベントも企画していく。
また、こども園等のお泊り保育としても利用されているので報告しておく。
【委員】
イベントへの応募状況はどうか。また、来年度のイベント実施に向けて、見直し、改善を行ったことがあれば教えてほしい。
小中学校のグラウンドについては、クラブ活動等で利用している時間帯以外は開放している。スポーツ振興課で一般使用の予約を受け付けている。近隣地区の方以外でも市内各所の方が利用している状況である。
【指定管理者】
イベントへの応募状況だが、ほぼ全てのイベントで定員に達している。
改善の状況であるが、例えば、茶摘みのつどいについては、今年度は1日を通してのイベントだったが、来年度は午前と午後に分けて実施し多くの方が参加できるよう改善している。
また、BOUSAI×FAMILYキャンプだが、近年災害が増加しているので新しい企画として計画している。
【委員】
イベントで作成するチラシについては、どこに配布しているのか。広報ながさき等に掲載しているか。
【指定管理者】
広報ながさきに掲載している。また、市のLINEや日吉自然の家のホームページにも掲載している。
【委員】
市内小中学校では、tetoruという保護者連絡ツールを導入しているが、教育委員会の教育研究所が窓口となりイベント情報をPDFデータなどで各家庭に直接送付できるので活用してほしい。
【教育委員会】
tetoruは保護者向けの連絡ツールとして10月から運用が開始されている。
教育研究所の許可を得たうえで、指定管理者が教育研究所へ出向き専用のパソコンでPDFデータ等をアップロードしていただければ、定期的にその情報が各家庭に配信される。配信するイベント情報については精査しながら適切に利用していければと考えている。また、20のイベント事業については広報ながさきへ掲載している。
今後も指定管理者と協力しながら市の広報媒体等を適切に利用していく。
【委員】
SNS、例えばインスタグラム等は利用しているのか。利用しているならば反響は。
【指定管理者】
SNSはインスタグラムを利用し、3日に1回程度、情報発信を行っている。
現在、フォロワーは300人程度であるが増やしていく必要があると考えている。
【委員】
イベント事業等の様子などもインスタグラムで配信しているのか。
【指定管理者】
インスタグラムでも配信しているが、メインは日吉自然の家のホームページで、これから実施する予定の事業や終了した事業などの報告を掲載している。
【委員】
イベント事業の募集の仕方だが、親子と記載しているが子どもは何歳くらいまでが対象なのか。高校生は応募してよいのか。
【指定管理者】
親子と記載しているものは、年齢関係なく親子であれば応募可能である。
実際に中学生や高校生が参加している事例もある。
【委員】
一般・親子と記載されているが、一般と親子はあえて分けて記載しているのか。親子と記載してある事業は必ず親子でないと参加できないのか。少し分かりづらいので質問した。
【指定管理者】
一人で参加を希望される方もいるので、親子でなくても参加できるということで一般と記載している。
希望があれば、誰でも参加できるという意味でこのように記載している。
一般として友達同士で参加される方もいる。応募する方が分かりやすいように表現を見直す。
【委員】
これで令和6年度第2回日吉自然の家運営協議会を終了する。
1 令和5年度 日吉自然の家の事業報告
2 令和6年度 日吉自然の家事業計画について
3 宿泊体験学習について
議題1 令和5年度の事業報告について
<指定管理者および生涯学習施設課より令和5年度事業実績について説明>
【委員】
私は、森林ボランティア関係で携わっている。森林ボランティア関係で長崎県の木育事業等の講師をしていて、こちらにも体験学習の講師として派遣されたりしている。私は県の事業や緑化推進事業とタイアップしてこちらの施設を利用しているが、子どもたちがこの施設に来るには、バスの費用や施設の利用料もあると思う。費用面についてはいろいろなところとタイアップしていると思うが、補助制度の利用などの取組について教えていただきたい。
【指定管理者】
補助については、諫早に「体験の風を起こそう」という取組があり、私はその委員になっているが、そこで許される限りの費用のお願いをし、まずイベントの中の木育教育の中での補助をいただいている。マンパワーになるが、諫早の方から加勢をいただている。それと、緑化推進協会様からそれにかかわる費用を補助していただいている。玄関の左側の看板も緑化推進協会から支援を受けて制作した。なかなか、補助金に関する情報が入ってこないが、今回県の森林ボランティア支援センターに入ってもらって、森の整備を進めていくことになっている。
【委員】
そういった提携をしないと日吉自然の家の利用状況もあがっていかないのではないかと思うので、積極的に利用していただきたいと思う。
議題2 令和6年度 日吉自然の家の事業計画
<指定管理者より令和6年度の事業計画について説明>
【委員】
チームによる森の整備という事で補助金を申請する予定という事で、対象になっているのが0.5ヘクタールだが、来年度については、長崎市の地目変更がスムーズに行われると、追加で1.5ヘクタールが補助金の対象になってくる。3年間トータルで、100万円程度の補助金がいただける予定になっている。そういったものを活用して、参加者の安全に関する防具類とか作業用のナタとかの購入に充てるなど、指定管理者と協議してやっていきたいと思う。
また、有害害虫等の被害が無いかを指定管理者へ確認したところ、ムカデなどが館内にも出没すると聞いた。いろんな消毒とかをしていると思うが、そういう害虫などは放置された森林などから発生してくるのが主であるため、森林の整備など環境をよくして有害害虫の発生を防ぐように努力していきたいと思う。施設の周辺については、施設側でも積極的な草刈りなどをしていただいて、子どもたちなど施設の利用者に害が及ばないように頑張っていただきたい。
【委員】
トランスコスモス(株)との提携があると聞いたが、どんな事を考えて提携をしようと思っているのか?
【生涯学習施設課】
今お話をいただいているのは、バス通りから日吉自然の家に上ってくる途中の右側の敷地の木の伐採およびその後の植栽整備についてご協力いただけるというお話をいただいている。
【委員】
おそらく檜(ヒノキ)が植わっていると思うが、全部伐採して、広葉樹とかどんぐりとかクヌギとかを植えて、自然観察ができるような樹木を植えてもらうといいのではないかと思う。
【生涯学習施設課】
詳しく説明すると、委員の言われたようにヒノキの部分を全伐という事で予定をしている。そこに、広葉樹林を植樹するような方向で調整をしている。
【会長】
ESDの取組について、今年度力を入れていきたいという事だが、イメージなどはあるか?
【指定管理者】
この前の5月のイベント「浜辺の宝さがし」を実施したが、飯香浦の海岸にゴミが漂着していて、その漂着物の中のシーグラスを集めてアート作品を作るという試みをした。それ以外の漂着物もあるが、主にプラごみやペットボトルは自然に帰らないので海に良くない。そういう物を拾うという作業を、こちらから勧めないで、利用者が進んで拾えるように仕向けた。こちらからお願いして拾ってもらっても、ESDにならないので、自分たちにできることを進んでやってもらうというイメージである。
【会長】
学校では、育成すべき「資質能力」というのが謳われていて、目当てを立てる時も、○○しようという目当てではなくて、○○できるようになることが資質能力になると話をしている。それで、本日の7枚ものの資料の1番最後に記載されている1番から4番までは能力、5番から7番までは態度となっていて、これがESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度とされている。
学習指導と捉えるのであれば、目当てを立てる時に、この活動はこんな事ができるようになるという事を押さえたうえで、活動させて、振り返りの時に○○ができるようになりましたか?と振り返るとESDの視点に立った活動ができるようになるのではないかと思うが、どうか?
【指定管理者】
なかなか難しい部分だと思う。あまりこじつけになってもいけないし、自然とそういうことが出来上がっていけば良いなというのが今の我々の考え方であり、そこに指導的なものが入って、それをどのように融合していくかというところを、うまくマッチングさせないといけないと考えている。
自然の家だから、あまり肩の力を入れずにできるような方向性にしていかないといけないというのが今の我々の考え方であるが、会長の言われたような部分もすごく参考になる部分であると思う。
【会長】
言われる意味はよくわかる。私達がやっているのは学校教育の部分であって、日吉自然の家でやっているのは社会教育の部分であるという違いだと思う。あまりにも学習・学習でやると雁字搦めになってしまうので、そのあたりの融合の仕方が難しいということだと思う。
【指定管理者】
私の方から1つよろしいか。私たちがいろんなイベントをする前に、例えばトレッキングをする場合、事前にコースの下見をして整備をしなければいけない。施設の中の整備は問題無いが、施設の外周りの整備をする際の話になる。例えば、甑岩での祭りは、祭りの1週間前位から地域の方々が掃除をされる。そのように事前に情報がある場合は、私達がする掃除とバッティングしない。ところが、他のところになると私達が整備した後にそういう活動をされるとか、その逆の場合もある。事前に情報があれば、バッティングせずに無駄な作業をしないで済む。なぜこういう話をさせていただいたかというと、これから手分けをして点検をやろうという時期になっていて、私達も十分な人員がいるわけではないので、できるだけ無駄が無いようにしたいと思い、ご相談をさせていただいた。
【委員】
私達のところは、4月の第2日曜日のみ。甑岩祭りの時期に合わせ行っている。いつも冬時期に指定管理者が草払いをされているみたいなので、上までは全員は登れないので、役員だけが行って草刈りをするのだが、イノシシだけは気を付けてほしい。今年は結構荒らしているようである。
議題3 宿泊体験学習等について
<学校教育課より宿泊体験学習について説明>
【委員】
宿泊体験学習に関して、ちんじんよかBY茂木については、団体の方と話したところ、スムーズに行くのが定着していて、大きな問題は無いと聞いている。
あと、宿泊体験学習のアンケートの結果について、みんなに伝えたいと思う。
【委員】
トレッキングは、金比羅山の方に行ったりすると思うが、私たちが心配するのは、イノシシとマムシだけは気を付けてもらいたいと思う。特にイノシシは、子連れのイノシシとかも出て来ており、クマと同様に神経質になっているので、そこは注意してもらいたい。
【会長】
併せて、蜂にも注意してもらいたいと思う。
【委員】
私は農業体験でいつも関わっているが、宿泊体験学習の農業体験では収穫作業だけをやっているが、本当ならば収穫作業だけでなく、植え付け作業もやってもらいたいと思っている。植え付けと収穫の両方があって、本当の農業体験だと思うからである。例えば、4年生の時に植え付けの作業を体験し、5年生の宿泊体験学習で収穫作業を行うなど。現状は、農業従事者が植え付けたものを5年生が収穫しているという状況なので、ちょっと難しいかも知れないが、両方を体験してもらいたいと思っている。
【学校教育課】
宿泊体験学習だけであれば、バス代とかそういったところに絡んでくる問題かなと思うが、そこと学校教育、全部がそこだけでは終わらないが、近くの畑など出来るところと関連させながら資質能力を身に付けられるようにしていきたいと思う。
【委員】
芋ほりでいつも10月か11月に来てもらうが、極端に言えば、6月から7月に来て1回植え付けてもらえば、出来たものを学校に送ってもいいし、掘るだけではなくて、どういう風に植えるかという部分も学んでほしいし、そういったことも考えてもらえればと思う。
【委員】
植え付けて、収穫して渡すということか?
【委員】
極端にいえば、植え付けを行ってもらったあと、収穫するのは農業従事者がやって、学校へこんなのが出来ましたと持っていけば、関わった人たちは、あの時植えたものがこんな風に出来たのだと感じられる。現状は、極端に言えば、関わらずに芋を掘っただけという状態である。
農業というのは、ただ掘るだけじゃなくて、植えるところから始まるので、全体を体験してもらいたいと思う。
【会長】
これで令和6年度第1回日吉自然の家運営協議会を終了する。