はじめに
長崎駅周辺では、九州新幹線西九州ルートの建設及び在来線の高架化などの鉄道事業や、土地区画整備事業による大規模な土地利用の転換が行われ、「国際交流拠点都市・長崎」の玄関口として、まちが生まれ変わろうとしています。そのような中、長崎市では、平成28年度から平成30年にかけて、新しくなる長崎駅前広場の設計を進めているところです。
このたび、長崎駅周辺におけるまちづくりの取り組みを市民の皆さまに広く知っていただくとともに、駅前広場が魅力的で利用しやすく、皆さまに愛される場所となりますよう、広場計画を市民の皆さまと一緒に考えていくことを目的に、「第1回 長崎駅前広場ワークショップ・シンポジウム」を開催しました。
今回のワークショップ・シンポジウムでは幅広い年代の皆さまと、駅舎や駅前広場の設計者や専門家とディスカッションを行い多数の貴重なご意見をいただきました。
多数のご参加ありがとうございました。






概要
日時
平成29年2月5日(日曜日)14時~17時
会場
長崎商工会館2階ホール
参加人数
ワークショップの参加者:80名
傍聴者:16名
内容
長崎駅周辺の事業概要
- 事業概要説明
- 長崎駅前広場設計チーム紹介
- 設計チームによるプロポーザル案の説明
ワークショップ
「駅周辺に期待すること」をテーマに、12グループに分かれて議論を行いました。
「交通」「賑わい活動」「おもてなし観光」「景観」のテーマについて、いろいろな意見をいただきました。
<交通>
- 国道の平面横断の実現(大黒町商店街とのつながりを活かす)
- 交通施設の乗換利便性、わかりやすさの向上
- まちなかや港、出島方向への回遊性が向上する仕掛けづくりが必要
- 西坂の丘への動線の検討が必要
- まちと駅が遠くなることに対する工夫が必要(動く歩道、飽きのこない空間、休憩場所の点在 など)
- 交通施設へのアクセスのバリアフリー化
- 駅前の駐車場不足が懸念(駅前広場への駐車場導入、休日の県庁駐車場開放 など)
<賑わい活動>
- イベントだけでなく、日常的に憩える場所に
- 子どもの遊び場が欲しい(芝のひろば など)
- オープンカフェ、朝市、時間消費型の施設、定期的なイベント開催 など賑わいを生む仕掛けづくり
- 多目的広場ではおくんちの練習
- 利用上では、屋根付きの空間が重要
- イベント等の利用に考慮し、インフラの整備が重要
- 商店街の連携など、持続可能な運営の仕組みの検討
<おもてなし観光>
- 待ち合わせスポットの充実(東口高架前広場、シンボルマスト周辺 など)
- わかりやすいサインの配置(外国人観光客への対応)
- インフォメーション施設での顔の見える丁寧な案内対応、長崎の魅力発信
- それぞれのストーリーを持って紹介できる国際観光案内所
<景観>
- 駅前から西坂の丘や稲佐山の眺望を大切に
- 海からの景観、駅から海が見えるという魅力を活かす
- 新しい長崎に来たといえるような空間づくり
- 文化の混在、風景の取り込み、紹介など長崎らしさを発信
- 日差しを遮る緑が重要
- リングデッキは他にないもの
パネルディスカッション
ワークショップでいただいた意見を基に、駅前広場に対する想いについて話し合いました。
ワークショップシンポジウム報告書
ワークショップ・シンポジウム報告書 (PDFファイル/8.8MB)
ダウンロード
ワークショップ・シンポジウム報告書 (PDFファイル/8.8MB)
<外部リンク>
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