坂のまち長崎の地域特性に合わせた新規事業
1.「車みち整備事業」とは
密集市街地などの斜面地においては、車が通らない住宅地が多く、地域住民の高齢化が進む中で、通院、介護、買い物などの日常生活に不便をきたしているほか、救急搬送や消防活動の支障となっており、生活道路の早期整備が求められています。
このため、長崎市では斜面市街地において、今ある道路を活用しながら車が通る道路を早く整備し、住民の居住環境の改善と防災性の向上を図る「車みち整備事業」を平成25年度から始めたところです。
この事業は、長崎市と地域が一体となって、階段や狭さにより車が通ることができない市道を、地域の実情に応じてさまざまな工夫をしながら、車が通る「車みち」を迅速に整備するものです。
2.整備完了箇所のお知らせ
- 市道名:西山7号線
- 場所:長崎市西山町(位置図はこちら (その他のファイル/2.29MB)をご参照ください)
- 整備延長:L=120メートル
- 整備内容:既存の階段道をスロープ化し車が通れる道として整備
- 幅員:整備前 整備前 W=2.0メートル程度→整備後 W=2.0~5.0メートル
- 工期:平成26年2月6日~平成26年10月31日
3.整備箇所の写真

4.車みち整備後の地元の意見
整備後に地元の皆さまから下記のような意見が寄せられています。
- 階段道で苦労していたが、今は本当に夢のようだ。
- タクシー等を利用できるので、出かける機会が多くなる。
- 介護サービスを受けている方々には、この道が役に立つ。
5.これまでの実績
- 市道名:入船町8号線(第1期工事)
- 整備延長:L=110メートル
- 整備完了:平成26年3月27日
※詳細は「車みち整備事業」の第1弾が完成しましたをご覧ください。