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(1998年5月14日)インド地下核実験への抗議


本文

ページID:0005023 更新日:2021年7月12日更新 印刷ページ表示

抗議文

1998年05月14日

インド首相

アタル・ビハリ・バジパイ 閣下

長崎市長 伊藤 一長

 貴国が5月13日に、再び地下核実験を実施したとの報道に接しました。去る11日の実験に対し、厳重な抗議と中止要請を行ったにもかかわらず、またも核実験を強行したことに怒りをもって、再度厳重に抗議します。

 先の実験に対し国際的な非難がまき起こる中、核実験を強行したことは、核兵器廃絶を訴え続けている長崎市民・被爆者の願いを踏みにじる暴挙であり、断じて許すことのできない行為です。

 貴国の核実験強行は核兵器廃絶に向かいつつある世界の潮流に逆行するものであり、平和を願う世界の人々の願いを裏切るものです。核兵器が存在する限り世界の平和はあり得ず、核兵器は人類と共存できない兵器であることを知ってください。

 貴国におかれましても、今こそ核兵器廃絶を願う世界の人々の声に耳を傾け、核兵器の保有と開発につながるあらゆる実験を直ちに中止し、21世紀を核兵器のない世紀とするため努力されるよう被爆都市長崎市民の名において強く要請します。