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【2003年3月20日】米国のイラク共和国へ対する軍事攻撃について(抗議)

更新日:2021年7月12日 ページID:037081

抗議文

2003年03月20日

アメリカ合衆国大統領

ジョージ・W・ブッシュ 閣下

長崎市長 伊藤 一長

 本日、貴国がイラク共和国に対し、軍事攻撃を開始したとの報道に接しました。

 イラクの大量破壊兵器の開発・保有疑惑を巡っては、国連安全保障理事会において、国際協調による平和的解決に向けて長年にわたり努力が続けられてきました。しかし、国際社会の合意を得られないまま、イラクへの武力攻撃を強行したこのたびの貴国の行動は、極めて遺憾であり、ここに強く抗議します。

58年前、原子爆弾によって悲惨な体験をした私たち長崎市民は、いかなる理由があろうとも、国際問題の解決に武力を行使しないよう訴え、平和的解決を強く求めてきました。そのような私たちの願いにも関わらず、戦争という最も恐れていた事態が現実となったことは大変残念であります。

今、世界各地で多くの人々が、イラクへの武力攻撃に反対の声をあげています。貴国は、その声に耳を傾け、直ちに攻撃を中止するとともに、改めて平和的解決に向け努力するよう訴えます。

お問い合わせ先

原爆被爆対策部 平和推進課 

電話番号:095-844-9923

ファックス番号:095-846-5170

住所:〒852-8117 長崎市平野町7-8(長崎原爆資料館内)

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