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先日、原爆資料館を見学させてもらいました。原爆の恐ろしさがよくわかり大変意義の深いものと思ったところです。
ですが、資料館の年表展示のところに「南京の大虐殺事件」という表記がなされておりました。虐殺があったというのは中国の一方的な主張であり、証拠があるものではありません。私の調べた範囲では、便衣兵という民間人に偽装した兵士がいたことで民間人を殺害したようなことはあったのだと思います。
戦争の恐ろしさ、二度とあってはならないということを伝えることは重要ですが、事実を捻じ曲げて、日本を貶めるような「大虐殺」という記述は、直ちに修正していただきたいです。
これからの将来を担う子供たちに希望が持てる明るい日本像を示してあげてください。
事実を捻じ曲げた「南京の大虐殺事件」という表記は決して子供たち(だけでなく日本国民全体)の為になりません。
原爆資料館は、「被爆の実相と長崎市民の平和への願いを広く国の内外に伝え、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に寄与する」ことを目的に設置している施設であり、世界に二つしかない戦争被爆地として「被爆の実相を伝える」ことは、核兵器廃絶に向けたあらゆる取組みの原点であり、最も重要な使命であると考えています。
核兵器のない世界の実現を目指していくためには、被爆の実相だけを伝えるのではなく、「どのようにして日本が戦争に突入し、原爆投下という結末に至ったのか」、「戦争や原爆による惨禍を二度と繰り返さないためにはどうすればよいのか」、来館者に原爆投下の背景にあった歴史などを客観的事実に基づきわかりやすく伝え、今の自分にも起こりうる事として考えてもらうことは、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に寄与するものだと考えます。
現在、原爆資料館では、原爆投下に至る歴史のコーナーで「南京占領、大虐殺事件おこる」という説明を行っていますが、このコーナーについては、現在リニューアルを進めており、表現についても検討を行っているところです。検討にあたっては、被爆者や学識経験者等で構成する長崎原爆資料館運営審議会で議論を行っており、現時点での完成予定は、令和8年度末を予定しています。今後も引き続き客観的事実に基づいた展示となるよう検討を進めていきます。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。