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長崎市へのご意見・ご提案等の紹介


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ページID:0067228 更新日:2025年10月1日更新 印刷ページ表示

【ご意見(要旨)】丸善地区の撮影禁止について

年代:40代 受信:2025年 8月

長崎市三原・丸善団地についてご相談です。現在、丸善団地の階段付近に「撮影禁止看板」を設置いただいています。しかし依然として、看板設置場所以外で撮影を目的に訪れる観光客が後を絶たず、住宅地での撮影や見学が増加した結果、狭い道路での通行や住民の生活に悪影響が出ています。
看板設置以前には、市や民間の情報誌や書籍で坂道が紹介され、さらにYouTubeやSNS、ブログ等で拡散されたことにより、模倣的な投稿や観光目的の訪問が急増しました。これが現在の状況を招いた主な要因と考えられます。
その結果、車で訪れた撮影者が狭い道を塞いで長時間滞在したり、近隣を散歩している際に歩行者や住宅にカメラが向けられることがあり、その映像がSNSに拡散されることでプライバシーの問題も発生しています。以下の点について、特に懸念しています。

1.撮影禁止の看板設置後の問題
看板設置後も、看板の数メートル先や1本隣の道路で「この場所は禁止ではない」と解釈して撮影や投稿を行う事例がSNS(Tiktok等)で見られます。禁止の趣旨が十分に理解されず、現行の「ここは撮影禁止」という表記では住民が注意する際の根拠としても不十分です。さらに、SNS側に投稿を報告しても「撮影禁止場所である」という項目が存在しないため、「動画自体に問題はない」とされ公開されたままとなっています。そのため、根本的には地域全体を対象とした撮影禁止の明確化がなければ、問題は解決に至りません。

「丸善地区一帯が撮影禁止」であることを明記いただき、
・撮影禁止地区がどこであるかの明確な表記
・観光目的の滞在と、撮影・SNS投稿の禁止
・統一的なルールと周知徹底
・看板以外での補足的な周知方法
をご検討いただきたいです。
なお、現行の看板はデザイン性も低く景観に合わない側面もあります。デザインへの改善もご検討いただけますと幸いです。

2.メディア・広報利用について
特に市の情報誌「yoriyori」での紹介以降、模倣的な撮影が増え、脚立の持ち込みや無断駐車、車内滞在者や複数人による道路専有などが発生し、住民生活に支障をきたしています。住宅地の景観は住民の合意なく広報や観光資源として利用されるべきではなく、まずは住民の生活を最優先に考慮していただきたいです。今後はメディア関係者による撮影も、丸善地区の住民全体への通知や賛同のない許可は認めず、禁止対象としたうえで地域全体の統一的なルール策定と対応をお願い申し上げます。

3.タクシー会社・バス会社への周知
実際に海外観光客を乗せたタクシー運転手から撮影地(目印の店舗名)を尋ねられることがありました。観光客を現地に運ぶ事業者に対しても、市から「撮影禁止地区」であることを周知し、乗客への注意喚起を行っていただけますと幸いです。

【回答】 観光交流推進室 広報広聴課

回答日:2025年9月26日

 この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
 当該地区が住民の皆さまの生活の場であることは十分認識しています。法的根拠がないため、明確な撮影禁止区域を設定することや拘束力のあるルールの策定については困難な状況ですが、観光客に対して注意喚起を促す目的で看板を設置しています。
 また、住宅地の景観は住民の合意なく広報等に利用されるべきではないとのご意見はごもっともと考えます。撮影禁止区域の設定については、前述のとおり困難な状況ですが、 メディア等からの撮影等の打診があった場合には、住民生活への影響を考慮して当該地区を撮影対象としないよう要請していて、今後もこの方針を継続いたします。また、市として、当該地区のPRも行っておりません。
 今後も住民の皆さまの生活環境を最優先に考え、交通事業者など関係機関と連携してまいりますので、ご理解とご協力のほどお願いいたします。

関係所属

(連絡先は課のページをご覧ください)
観光交流推進室
095-829-1426
広報広聴課
095-829-1114

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。