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長崎市へのご意見・ご提案等の紹介


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ページID:0063820 更新日:2025年8月20日更新 印刷ページ表示

【ご意見(要旨)】平和祈念式典の開催について

年代:不明 受信:2025年 7月

 平和祈念式典について、たった1時間程度の式典で、毎年莫大な人員と予算、準備日数を掛けて海外や政治家を呼んで開催しているが、はっきり言って税金の無駄ではないのか
 出島メッセなどの屋内で長崎市だけで開催すればいいのではないか

【回答】 調査課

回答日:2025年8月20日

 御意見いただきありがとうございます。
 長崎市において開催する「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」は、原爆死没者名を奉安し原爆犠牲者を慰霊するとともに、世界恒久平和の実現を祈念して被爆地長崎から核兵器廃絶と恒久平和への願いを発信することを本旨として、平和公園で挙行しております。
 また、長崎市は、平成元年3月27日に長崎市民平和憲章を長崎市議会で議決し、平和憲章に沿って施策を行っています。
 平和公園で実施するにあたっては、会場設営や参列者の熱中症対策等のために費用を要し、また、式典の円滑な運営のために多くの職員を配置していますが、これまでにお亡くなりになられた多くの犠牲者を慰霊し、長崎市民の願いである核兵器のない平和な世界の実現に向けて、国内外に広く平和を発信することができるこの機会を捉えて、しっかりと取り組んでまいりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
 なお、経費につきましては、市で内容を十分に精査したうえで予算計上し、議会の承認を得た後、執行しています。公費で取り組む事業ですので、できるだけ最少の予算で最大限の効果をもたらすよう、今後も努めてまいります。

【長崎市民平和憲章】
私たちのまち長崎は、古くから海外文化の窓口として発展し、諸外国との交流を通じて豊かな文化をはぐくんできました。
第二次世界大戦の末期、昭和20年(1945年)8月9日、長崎は原子爆弾によって大きな被害を受けました。私たちは、過去の戦争を深く反省し、原爆被爆の悲惨さと、今なお続く被爆者の苦しみを忘れることなく、長崎を最後の被爆地にしなければなりません。
世界の恒久平和は、人類共通の願いです。
私たち長崎市民は、日本国憲法に掲げられた平和希求の精神に基づき、民主主義と平和で安全な市民生活を守り、世界平和実現のために努力することを誓い、長崎市制施行百周年に当たり、ここに長崎市民平和憲章を定めます。
1. 私たちは、お互いの人権を尊重し、差別のない思いやりにあふれた明るい社会づくりに努めます。
1. 私たちは、次代を担う子どもたちに、戦争の恐ろしさを原爆被爆の体験とともに語り伝え、平和に関する教育の充実に努めます。
1. 私たちは、国際文化都市として世界の人々との交流を深めながら、国連並びに世界の各都市と連帯して人類の繁栄と福祉の向上に努めます。
1. 私たちは、核兵器をつくらず、持たず、持ちこませずの非核三原則を守り、国に対してもこの原則の厳守を求め、世界の平和・軍縮の推進に努めます。
1. 私たちは、原爆被爆都市の使命として、核兵器の脅威を世界に訴え、世界の人々と力を合わせて核兵器の廃絶に努めます。
私たち長崎市民は、この憲章の理念達成のため平和施策を実践することを決意し、これを国の内外に向けて宣言します。

平成元年3月27日 長崎市議会議決
平成元年3月27日 長崎市告示第112号

関係所属

調査課
(連絡先は課のページをご覧ください)

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。