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北朝鮮への招待状を撤回してください。
北朝鮮は日本人拉致加害国です。
拉致被害者もそのご家族も、今なお苦しんでいらっしゃいます。
その方々の苦しみに思いを馳せ、人権を大事にする長崎市らしい行動を取ってください。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
また、この方針は市議会全体の総意なのでしょうか?それとも市長の個人的な信条なのでしょうか?
ご意見をお寄せいただきありがとうございます。次のとおり回答します。
長崎市において開催する「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」は、原爆死没者名を奉安し原爆犠牲者を慰霊するとともに、世界恒久平和の実現を祈念して被爆地長崎から核兵器廃絶と恒久平和への願いを発信することを本旨としています。
この式典には、より多くの各国代表の方々に参列いただき、被爆の実相に直接触れ、世界恒久平和への思いを共有していただくため、平成26年から、原則として、全ての駐日外国公館等の代表に対して招請状を送付しております。しかしながら、その招請にあたって、昨年様々な議論がありました。さらに、現在の国際社会では分断が深刻化している状況にあります。
これらの状況等を踏まえ、今年、改めて「原爆犠牲者の慰霊」と「世界恒久平和の祈念」という式典の本旨に立ち戻って検討を重ねた結果、すべての国・地域へ招請状等を送付することとしました。
その対象として、まず、外務省ホームページに掲載されている「駐日外国公館等」の設置国や地域の駐日大使等に対しては、これまでどおり「招請状」を発送します。加えて、今年から新たに、駐日外国公館等はないものの、国連代表部を設置している国に対して、来日の機会に被爆地訪問をお願いするとともに、式典開催の「お知らせ」を送付することとしました。
これは、核兵器廃絶や世界恒久平和の実現のためには、世界中の多くの方に被爆の実相を知っていただくことが重要であることから、駐日外国公館等がない国についても、式典の参列に限らず、来日の機会に被爆地長崎を訪問していただき、被爆の実相に直接触れていただきたいという、被爆地長崎の思いをしっかりと伝えたいと考えているものであり、その整理の中で、北朝鮮についても「開催のお知らせ」を送付することとしたものですので、どうかご理解いただきますようお願いいたします。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。