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先日改訂がありました、長崎市国土強靭化計画を閲覧致しました。
計画にあるます通り、長崎市は浦上川下流域等埋め立てて作った土地が多い背景から、過去の災害事例として長崎大水害が代表されるように、水害に弱い特色をもっているものと存じます。
つまるところ、市の災害対策は浦上川の治水対策を主軸にするものであり、そのため様々な対策を検討されているところかと存じます。
大雨等に起因します被害については、今検討している対策になるかと存じますが、度々浦上川下流域に生じる潮流変動による浸水被害につきましては、長崎市国土強靭化計画にも特に記載が見られなかったと思われますが、検討をされていないのかと存じます。
浦上川下流は船を係留させる機能を持たせるために海面に対し低い位置で整備されていたものかと存じますが、市街地が埋立地であることから海面から高さを取ることができず、潮流変動で幾度も浸水するように何も対策が取られていない状態でいるものか思うところです。
現在浦上川下流は都市計画の上で昔のように船を係留させる理由は特になく、船は全て湾の埠頭に係留し、浦上川に関しては両岸は高さを上げて治水対策をするべきなのではないかと思うところです。
現在の計画としてどのように考えられているか、プロムナード建設にあたり検討されているのか、西岸、東岸、稲佐橋周囲につきまして現状をお教えいただきたいのと、また同時に提案として提出させていただきます。
この度はご意見いただきありがとうございます。
市の治水対策につきましては、長崎市国土強靭化地域計画におきまして、「1-4 異常気象等による広域かつ長期的な市街地等の浸水 (1)河川改修等の治水対策の推進」の中で、「過去に大きな浸水被害が発生した河川において、現在、県により河道掘削、築堤等の整備が推進されているが、近年、気候変動による集中豪雨の発生が増加傾向にあり、大規模洪水による甚大な浸水被害が懸念されるため市においても、地元の要望や必要性、緊急性などを総合的に判断しながら、河川改修事業や公共下水道(雨水)の整備推進を図る必要がある。」との課題認識から、河川改修や洪水ハザードマップの作成など県と連携しながら取り組んでいるところです。
なお、ご提案いただきました内容及び浦上川下流域での事業計画等のご質問につきましては、浦上川は2級河川であることから、主に長崎県の所管になっており、お手数ですが下記までお問い合わせいただきますようお願いいたします。
長崎県長崎振興局 長崎港湾漁港事務所 漁港課 095-822-1257(代表)
長崎県長崎振興局 道路維持課 095-844-2181(代表)
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。