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長崎市役所 ご担当者様
私は最近、他市から長崎市に転入した市民です。住環境に期待して選んだのですが、とにかく放送がうるさいです。
本市では「消防局からのお知らせです。全国各地で大規模な林野火災が~」といった内容が、頻繁に大音量で屋外スピーカーから放送されています。こうした放送は、緊急性が低く、個人がそれぞれ注意すべき性質の情報であるにもかかわらず、生活空間に一方的に押し付けられています。
正直に申し上げて、これは災害時の緊急情報ではなく「環境騒音」であり、行政による生活への過干渉に感じられます。
私は転入前にこのような運用実態を知っていれば、間違いなく他の自治体を検討していました。そのため、今後長崎市への転入を検討している方には、ぜひこの実態を知っていただきたいと思っています。
以前住んでいた地域では、メール配信やSNS、アプリ、広報誌などが効果的に活用されていました。
長崎市が転入者の増加を目指すのであれば、まずは「静かな日常」が確保されていることを最低条件として見直すべきではないでしょうか。
この提案が、市民・転入検討者の双方にとって有益な判断材料となることを願っております。
敬具
防災行政無線は、気象情報や避難情報など災害における緊急情報の放送のほか、広く市民に周知すべき選挙時の投票啓発などの行政放送を行っています。
また、市民の安全安心な生活を守るため、生命、身体及び財産に危害を及ぼすおそれがある事象を対象として、警察署からの要請に応じて、交通事故や特殊詐欺に関する注意喚起、高齢者等に係る行方不明事案などについて放送を行うこととしています。
生活スタイルによっては休息の時間に放送が流れることも承知しておりますので、ご指摘の内容を踏まえながら、簡潔で市民の皆様が聞き取りやすい放送となるよう工夫するなど、適切な運用に努めてまいります。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。