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以前、長崎市民プールはラグビー、サッカー場にありました。
なぜ長崎市民プールをとなりのラグビー、サッカー場に造らないのですか。
ラグビー、サッカーは、かきどまりで対応できます。
なぜ無駄な税金を使いダブル移転をするのですか。
早期回答を求めます。
ご意見いただきました市民総合プール及びラグビー・サッカー場につきまして、現在のラグビー・サッカー場の位置は、被爆前には駒場町という町の一部があり、工場などが集積していました。被爆後は、昭和24年に競輪場、昭和43年にラグビー・サッカー場を整備し現在に至っています。
また、市民総合プールをラグビー・サッカー場の位置に移転する場合、ラグビー・サッカー場及びその地下にある市営松山町駐車場を移転する必要があり、約62億円以上の費用がかかると試算しています。仮に、ラグビー・サッカー場を長崎市総合運動公園(柿泊町)に統合した場合でも、市営松山町駐車場の移転整備に約38億円以上の費用がかかることも試算しています。
なお、令和5年9月29日に開催した「第1回 平和公園スポーツ施設の再配置に関する再検討部会」において、委員から、ラグビー・サッカー場にプールを移転し、陸上競技場の芝生部分にラグビー・サッカー場を整備してはどうかという意見が出されましたが、その後の議論において、前述の理由により候補から除外されました。
市民総合プールを含む平和公園西地区のスポーツ施設につきましては、長崎県の事業である長崎南北幹線道路の計画ルートに影響を受けることから、「長崎市平和公園再整備基本計画検討委員会」及び「長崎市平和公園スポーツ施設の再配置に関する再検討部会」を設置し、丁寧に検討を進めてまいりました。
これらの附属機関からの報告等を踏まえ、長崎市では、陸上競技場の400mトラックは長崎スタジアムシティ隣の中部下水処理場跡へ、市民総合プールは陸上競技場の跡へ移転することが適当と判断しています。
この判断の理由は複数ありますが、特にコストの問題は、将来的な財政運営の観点からも重要なものと考えており、プールの移転候補地のひとつであった中部下水処理場跡は、地盤が軟弱で、地下には杭などの埋設物も存在することから、松山町の陸上競技場と比較すると基礎関係整備費だけでも20億円以上の差が見込まれます。よって、コスト面においても現在の判断が適当と考えております。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。