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わたしは松山陸上競技場は絶対に残さなければならないと考えます。
あの場所は長崎市が誇れる場所であり、平和の象徴です。赤ちゃんからお年寄りまで、みんながすみわけながら、マナーを守って活動しています。
幼い子を連れた親子が遊び、保育士さんたちが園児を連れて散歩してきて芝生で安全に遊んでいます。
小学生クラブが練習したり、小学生向けのレクレーションイベントが開かれています。
中高大学生が部活動で短距離長距離の練習をしています。
実業団の選手の練習場にもなり、社会人の昼食リフレッシュの場としても多くの方がベンチで憩い、高齢者や障害のある方もラジオ体操や散歩をされています。
長崎県内みてもあんなに平和で素晴らしい場所はありません。
長崎市が誇れる場所です。
もっとサポートされてもいい場所で、絶対に守らなければならない場所です。プールでを持ってくる、道路を持ってくるのは、甚だおかしいと思います。
松山陸上競技場は、原子爆弾が落とされたとき、目標とされた場所だとも聞いたこともあります。爆心地の松山全体が開発せず残さなければならない場所だと思います。
そして何よりも、市民が交流の場として守ってきた松山陸上競技場の青空と自然と人が憩うあの空間全部は平和を象徴する場所として未来に残さないといけないとおもいます。
また、松山陸上競技場を壊すべきでないと反対しているのは、被爆団体や戦後復興してきたお年寄り達だけではありません。声をあげられない多くの長崎市民が反対しています。ノーベル平和賞を受賞された被爆者の方や戦後復興を頑張ってこられた方たちな声も軽んじてはならないと思います。
松山陸上競技場は長崎市が目指す安全で老若男女の多様な交流と満足を生み出す場所です。多くの市民の心と体の健康を守ってた、全世界に誇れる場所です。高校時代、諫早高校で鍛えられ、走ることをやめた自分は、松山陸上競技で楽しそうに歩いたり走ったりされているみなさんの姿や喧騒の中にある青空と緑の松山陸上競技に救われました。もう一度楽しく走りたいと思わせてくれ、今でも走ることを楽しむことができているのは松山陸上競技場があったからです。平和を象徴する場所であり、生涯スポーツの原点である松山陸上競技は絶対にあの場所に残していただきたいと強く訴えます。
どうかよろしくお願いします。
ご要望いただきました長崎市営陸上競技場を含む平和公園スポーツ施設の再配置につきましては、「長崎市平和公園再整備基本計画検討委員会(以下「検討委員会」という。)」及び「長崎市平和公園スポーツ施設の再配置に関する再検討部会(以下「再検討部会」という。)」を設置し、丁寧に検討を進めてまいりました。
これらの附属機関からの報告等を踏まえ、令和6年11月市議会において、「長崎市営陸上競技場に長崎市民総合プールを配置し、中部下水処理場跡に陸上練習場として400mトラックを再配置する案(パターン4)が適当である」と行政報告したところです。理由は主に次の4点です。なお、パターン1は、「中部下水処理場跡にプールを配置し、陸上競技場を存続する案」です。
1点目:再検討部会及び検討委員会において、パターン4を支持肯定する意見が多く、陸上・水泳関係団体からも受け入れられている案である。
2点目:パターン4の方が、パターン1に比べ経済性に優れている。なお、コスト面で比較すると、基礎関係整備だけでも20億円以上の差が見込まれ、加えて、プール本体工事も含めた全体事業費においては、国庫補助の条件などから、その差はさらに大幅に拡大することが想定される。
3点目:長崎都心まちづくり構想において、中部下水処理場跡地については「多目的な使い方ができる空間整備」とする方針が示されており、パターン1よりも、同方針に整合的である。
4点目:公共交通アクセス性において、中部下水処理場跡に陸上練習場の機能を確保した場合でも、中高生を主体とする利用者にとって、これまでと同程度のアクセス性が確保できる。
特に、コストの問題は、将来的な財政運営の観点からも重要なものと考えています。
平和公園西地区は、昭和26年の開設当初からスポーツを通して平和を感じる運動公園を目指し整備しており、これまでもスポーツゾーンとして改変してきたところです。プールを陸上競技場に再配置しても、一貫してスポーツゾーンとしてのコンセプトは変わりません。
なお、プールの移転後も、600mの外周道路やラジオ体操など市民が多目的に憩える広場を8,000㎡程度引き続き確保することを予定しています。
整備を進めるにあたっては、景観や建物配置も含め、平和への思いや配慮をどのように反映していくか、関係団体からも意見を聞きながら丁寧に進めてまいりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。