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長崎市へのご意見・ご提案等の紹介


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ページID:0031683 更新日:2025年2月5日更新 印刷ページ表示

【ご意見(要旨)】平和式典でイスラエルを招待しなかった件について

年代:不明 受信:2024年 9月

以前質問しましたが分かりやすく要約して再質問します。私と同じ質問の8月20日の回答を見ましたがイスラエルを招待しなかったのは政治的意図ではなく、式典の平穏と厳粛な雰囲気の確保と不測の事態の回避という回答でしたがおそらく私の回答も同じと思いますので論点を明確にして再質問します。

1.広島市は平和式典にイスラエルを招待しましたが平穏で厳粛に式典は行われ、不測の事態は起きませんでした。なので長崎市の主張は成り立たないと思います。

2.イスラエルを招待しなかったことをG6諸国あるいは海外の報道は政治的意図だと非難しています。さらに侵略戦争をしているベラルーシとロシアとハマスからのテロ攻撃と人質を拉致されたことによるイスラエルの自衛戦争を同列に扱っているとしてG6諸国は式典を欠席しました。長崎市が政治的意図でないと主張しても大多数の諸国は政治的意図だと判断しています。ハラスメントの定義と同様に自分がどういう意図で言ったかでなく、相手がどう受け取ったかが問題です。これにより世界に分断を引き起こし、来年のG7サミットでは日本はG6諸国からバッシングされるでしょう。大きく国益を損ねたと思います。

3.イスラエルは東日本大震災のときに他のどの国より早く日本を支援してくれました。2014年イスラエルのネタニヤフ首相が訪日した際に天皇皇后両陛下と安倍首相が感謝の意を示されました。大恩人に対して招待しないという非礼を行い、恩を仇で返したわけです。またイスラエルとの国交に亀裂が入りました。イスラエルにテロ攻撃したハマスを支援するイランと反ユダヤのパレスチナを招待したことでテロを容認したと海外では報道されています。

4.鈴木市長は式典で核廃絶と原爆の悲惨さを伝えるメッセージを世界に発信されました。立派だと思いますが長崎に広島の原爆ドームと同じような遺構があればもっと強いメッセージが送れたと思います。戦後すぐに原爆で廃墟になった浦上天主堂の遺構を保存することが決定していましたが当時の鈴木市長の母方の祖父の田川市長が撤去しました。最初は保存に前向きでしたがアメリカに外遊後にアメリカの要請で態度を一変させて撤去しました。もし保存されていれば広島の原爆ドームと同じく世界文化遺産に登録されて原爆の悲惨さを後世に伝える長崎のランドマークになったはずです。これらの記事は浦上天主堂のウィッキペディアに書いてあります。その抜粋です。

1~4の回答を一つずつお願いいたします。

【回答】 調査課

回答日:2024年10月1日

 ご意見いただきありがとうございます。
1 長崎市の式典への駐日イスラエル大使の招請については、現下の中東情勢に対する世界の様々な動き等を総合的に勘案したところ、不測の事態が発生するリスク等が懸念されたため招請を保留し、日々刻々と変化する情勢等をぎりぎりまで見極めておりましたが、7月末においてもリスク等への懸念に変わりはなかったため、招請を見合わせたものです。
 なお、両市の式典は、開催時間や会場の広さ、参列者の規模が異なるため、式次第や招待者等については、両市が主催者としてそれぞれ独自に決定しているところですので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
2 国益を損ねたというご意見があることは承知しておりますが、決して政治的意図ではないことが正しく伝わっていない点は非常に残念に思いますので、機会あるごとに説明を尽くしてまいりたいと考えております。
3 本市としましては、テロを容認するものではなく、紛争国・非紛争国であるかを問わず、世界中の多くの方々に被爆地長崎を訪問し、被爆の実相に触れ、被爆者の声に耳を傾け、世界恒久平和の実現に向けた思いを深めていただくため、原則としてすべての駐日外国公館の代表者を平和祈念式典に招請したいと考えています。
 しかしながら、前述しましたとおり、駐日イスラエル大使の招請については、現下の中東情勢に対する世界の様々な動き等を総合的に勘案したところ、不測の事態が発生するリスク等が懸念されたため、招請を見合わせたものです。
 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典は、慰霊のための大変重要な行事ですので、被爆者やご遺族をはじめとする参列者の想い等を鑑みて、平穏かつ厳粛な雰囲気のもとで実施したいという思いによるものであることをご理解いただきますようお願い申し上げます。

関係所属

調査課
(連絡先は課のページをご覧ください)

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。