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旅の人に、長崎でよい時間を過ごして欲しい。
自分ができることに尽力していく事は、観光都市長崎で自然に身に付いてきた、心構えではありますが、あまりに無秩序な街の使われ方に、サービス業(特に日中、泊まらない街なので)の従業員は疲弊しています。
汚れた街を眺め、掃除していると悲しくなります。
街を良くしたい気持ちを根っこから引き抜かれているような感覚です。これからお店を続けていけるのか、とても不安になります。
せめて守る(護る)働きがないとこの街の良さは訪れた人に伝わらず、ただただ削られていくだけになると安易に想像できます。
クルーズ船で海外からの観光の方が来やすくなったのは良いことなのですが、これから街はただただ消耗していくだけなのでしょうか。
売上げが上がって喜んでいる人もいるかもしれませんが、中長期的な眼でみるとおそらく従業員は集まらず、サービスも低下し、どこにでもある錆びていくだけの都市になっていくと思います。
これが続くと、当然真似をする市民も増え、ますます街は汚れていくでしょう。
現状をどのように捉えているのでしょうか。対策についても、報道にあるような他都市のようなオーバーツーリズムへの考えは、今のところ聞こえてこないのですが、何かあるのでしょうか。
指導するガイド(留学生とか、日本の文化に触れて理解がある若い人間)を立たせることも良いかなと考えます。
ですが呼ぶだけでなく、せめて掃除くらい手伝って欲しいです。
市政への提案ありがとうございます。また、日頃から、まちの美化にご協力いただき、誠にありがとうございます。
観光客のマナーについて、お返事が大変遅くなり申し訳ございません。
ご意見をいただきましたように、長崎市におきましても、観光客によるゴミのポイ捨てや交通ルールを守らないことなどが散見されており、長崎市といたしましても取り組むべき課題と考えております。
ゴミのポイ捨ての対策につきましては、観光マップで周知を行うとともに、ポイ捨て禁止エリアのパトロールを強化するなどして、ポイ捨ての抑制とルール遵守の徹底を図っております。
また、大型のクルーズ客船の入港時など、多くの外国人観光客が訪れる際、歩行者が歩道から車道にはみ出したり、信号のない横断歩道を断続的に渡り、車両通行の支障を引き起こすことがありますので、対策として警備員を配置し、円滑な通行と安全の確保を行っております。
このような対策を講じているものの、ルール違反は完全に無くなることはなく、市民の皆さまに不快な思いをさせることがあり、まだまだ対策が行き届いていないと感じております。
このことから、今後、さらなる対策として、クルーズ客船の乗客の観光ツアーなどを行う旅行会社に対し、寄港地における乗客の交通ルールやマナーの遵守を徹底するよう指導するなどの対策にも取り組んでいきます。
長崎市が美しい景観を保ち、市民の皆様に快く観光客を迎えていただけるよう、他都市の好事例も参考にしながら、市民生活と観光の両立に向けた対策に努めてまいります。
(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。