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(世界遺産クイズ)日本に残っている一番古い教会はどこ?
【問題】日本に残っている一番古い教会は次のうちどこでしょうか?
1 出津教会堂(しつきょうかいどう)
2 大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)
3 浦上天主堂(うらかみてんしゅどう)
答えは…ココ!
正解 2 大浦天主堂

【解説】
「大浦天主堂」は、日本が海外との交りゅうを始めたことによって、日本に来た宣教師(せんきょうし)が長崎に住んでいる外国人のために作った教会で、1864年に完成(かんせい)したんだ。
大浦天主堂は、キリスト教が禁止(きんし)されていた17世紀~19世紀の日本で、キリスト教がもとになった信仰(しんこう)をひそかにつづけようとした人たち(潜伏キリシタン:せんぷくきりしたん)が、信者(しんじゃ)であることを告白(こくはく)した「信徒発見(しんとはっけん)」の場所でもあるんだよ。1875年と1879年に増改築(ぞうかいちく)して、デザインなどは大きくかわったけど、中の大事な場所は当時のすがたが残っているんだ。
※「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(ながさきとあまくさちほうのせんぷくきりしたんかんれんいさん)」は、キリスト教が禁止されているなか、ひそかに信仰(しんこう)をつづけることで生まれた「新しい信仰のかたち」を物語る、世界で見てもめずらしいものとして、2018年に世界文化遺産に登録されたんだ。そのできごとを長崎と天草(長崎県と熊本県の8の市町)の12の資産(しさん)で証明(しょうめい)しているよ。