坂本龍馬は、薩摩藩(さつまはん:現在の鹿児島県)や長崎の商人・小曽根(こぞね)家の手助けを受けて、日本で初めての商社といわれる「亀山社中(かめやましゃちゅう)」を作りました。龍馬たちが活動の中心とした場所の地名である「亀山」と、同じ気持ちを持ったなかまという意味の「社中」をあわせた名前で呼ばれていました。
亀山社中の一番大きなしごとは、1866年に、長州藩(ちょうしゅうはん:現在の山口県)のために、薩摩藩の名前でたくさんのてっぽうや蒸気で走る大きな船を買って、運んだことです。このことが薩摩藩と長州藩が仲良くなり、新しい時代をひらくことにつながったとも言われています。