1848年、長崎の上野俊之丞(うえのしゅんのじょう)は長崎奉行所(ながさきぶぎょうしょ)にやとわれた時計を作ったり直したりする専門の人で、日本で初めて写真機材一式をオランダ人から入手した人物として知られています。
その子どもの上野彦馬(うえのひこま)は、1862年に現在の伊勢町あたりに上野撮影局(うえのさつえいきょく)を開きました。日本で初めてのプロカメラマンとして有名で、坂本龍馬(さかもとりょうま)や高杉晋作(たかすぎしんさく)、桂小五郎(かつらこごろう)たちを撮影したことでも知られています。