伊王島の一番北にある伊王島灯台は、1886年に、江戸幕府が4か国(アメリカ、イギリス、フランス、オランダ)と結んだ国と国の約束によって、全国8ヶ所に作られた灯台の一つです。
日本で一番最初に作られた鉄でできた六角形の灯台で、1871年から点灯されました。1945年の原爆で少し壊れましたが、鉄筋コンクリートとして修理されました。平成15年に建て替えられましたが、原爆の被害を受けなかったドーム型の天井部分は今も使われており、長崎港に行き来する船の道しるべとなり、150年以上も海の上を照らし続けています。