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脇岬のビーチロック


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ページID:0001170 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

脇岬のビーチロック

(わきみさきのびーちろっく)

県指定天然記念物

脇岬のビーチロック

指定年月日 平成6年2月28日

所在地 長崎市脇岬町3803番地1 地先海岸

脇岬トンボロ(陸けい砂州)の西海岸に、干潮時に現れる岩しょうがある。この岩しょうは、せんたく板のような形をしているので、土地の人は棚瀬と呼んでいる。海浜の小石(礫)や砂などが石灰質により固結してできた一種の海浜性の堆積岩で、通常は砂浜と海水の間にあり、満潮時は海水に没していて、干潮時に露出する。当地では5ミリメートル~5センチメートル程度の礫が灰黄土色の石灰質泥で固められた岩石となっており、厚さ10~30センチメートルの層が幾重にも重なって形成され、祗園山の付け根で扇形に広がっている。干潮時に露出した所で長辺約240メートル、短辺約100メートルを測り、面積約24,000平方メートルという大規模なものである。年代測定から約6000年前以降に形成されてきたことが知られている。
世界的にビーチロックは、熱帯の珊瑚礁、海岸に多く見られ、我が国では、南西諸島や小笠原諸島によく発達する。脇岬のものは九州本土では北限であり、非珊瑚礁地域でこれ程大規模に発達したビーチロックは極めて珍しい。

備考

地図検索<外部リンク>

バス「脇岬海水浴場」下車徒歩1分

(補足)地図は目的地周辺の概ねの位置を示しています