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更新日:2013年3月1日 ページID:000554
(ふかほりじんやあとのあこう)
昭和51年7月20日
長崎市深堀町5丁目
アコウは、クワ科の常緑高木である。台湾・琉球列島から北上し、九州・四国・本州の和歌山県に達する。五島列島には巨木が多く、国の天然記念物に指定されたものもある。 このアコウは、 胸高幹囲(むねだかみきまわり)6.90メートル、樹高およそ20メートル、 東西・南北へそれぞれ25メートルの枝張りである。アコウの巨樹の多くは、地上まもなく数本の幹に分かれ、大きく横に広がり、幹や枝から気根(きこん)や支柱根(しちゅうこん)を垂らす。しかし、このアコウは、地上4メートルまで直立し、そこから出る支幹も高く上に伸び、美しい樹形をつくる。横に伸びる支幹がないためか、支柱根は全く見られず、数本の気根を垂らすだけというのも珍しく、このアコウの特徴ともいえる。
長崎バス「深堀」下車、徒歩10分
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