電気火災に注意!!
電気器具類が原因の火災
長崎市消防局管内では電気器具類が原因の火災件数は、例年、上位を占めています。
電気器具類が原因の火災件数
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平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
平成30年 |
令和元年 |
令和2年 |
令和3年 |
令和4年 |
令和5年 |
令和6年 |
| 件数 |
13件 |
15件 |
14件 |
15件 |
12件 |
18件 |
9件 |
16件 |
17件 |
9件 |
| 原因別順位 |
1位 |
4位 |
3位 |
2位 |
3位 |
1位 |
3位 |
2位 |
2位 |
3位 |
全国的に見ると、電気器具類を発火源とする住宅火災の件数は増加傾向にあります。その中でも特に目立っているのが、以下の3つです。
充電式電池・リチウム電池
近年、増加傾向にあるのがリチウムイオン電池が原因の火災です。携帯電話やモバイルバッテリーに使われており、繰り返し使える充電式の電池で、軽量ながらも大きな出力が得られるとして多くの製品に使われるようになりました。
発火の例としては、
- 落下による発火
- 過充電による発火
- 水に落としたことによる発火
対策としては、
- 落下や水没に気を付ける
- 過充電をしない
- 熱のこもりやすい場所での使用を避ける
- 形が変形している物は使用しない
- PSEマークの表示があるか確認する

リチウムイオン電池防火チェック票 (PDFファイル/712KB)
家電製品
家庭で不可欠な家電製品は、不適切な使用によって火災になる場合があります。
発火の例としては、
- 電子レンジで食品の加熱し過ぎによる発火
- アルミ包装等の金属を加熱しスパークによる発火
- エアコンの清掃時に配線をショートさせたことによる発火
- リコール商品と知らずに使用を続けたことによる発火
対策としては、
- 電子レンジの加熱時間に気を付ける
- 温める際に金属品の有無を確認する
- 清掃時は取扱説明書を確認したり、専門業者へ相談する
- 使っている製品がリコール対象となっていないか確認する
プラグ・コード類
普段は目につかない所にあるため、異常に気付かず火災に繋がることがあります。
発火の例としては、
- コードが強く折れ曲がっていることによる発火
- プラグの差し込み不十分による発火
- トラッキングによる発火
- コードの踏みつけによる発火
- たこ足配線による発火
- コードを束ねたまま使用したことによる発火
対策としては、
- プラグの差し込み口はこまめに掃除する
- プラグの差し込み状況を確認する
- 配線の状況を確認する
- 過度なタコ足配線となっていないか確認する

電気火災にご注意(PDFファイル/1001KB)
まとめ
電気器具類が原因となる火災は増加傾向にあります。私たちの生活に欠かすことのできない多くの家電製品は、常に火災となるリスクが存在することを理解した上で、適切な利用と維持管理を心掛けましょう。
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