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HPV(ヒトパピローマウイルス)は性的接触により感染を繰り返すことが分かっており、女性に生じる子宮頸がんだけでなく、男性にも罹患のみられる中咽頭がん、肛門がん、陰茎がん、尖圭コンジローマなどの原因の一つにもなっています。男性もHPVワクチンを接種することで、これらの予防ができるほか、大切なパートナーの健康と命を守ることにも繋がります。令和2年12月から、男性の4価HPVワクチンの接種が可能となっています。
男性に対するHPVワクチンの接種は、定期予防接種を規定する予防接種法には定められておらず、個人の判断により接種を行う「任意接種」となります。本市での接種費用の助成はなく、全額自己負担での接種となります。
現在日本で男性に対する接種が承認されているのはガーダシル®(4価)のみです。なお、接種回数は3回となります。
予防接種による効果や副反応などについて、十分理解した上で接種の判断をしてください。詳細については、厚生労働省のホームページ「HPVワクチンに関するQ&A」よりご確認いただけます。
接種後に体調の変化や気になる症状が現れたら、まずは接種を行った医療機関の医師にご相談ください。万が一、予防接種を受けたことによる健康被害が起きた場合には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく補償の対象となる場合があります。詳細については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページ「医薬品副作用被害救済制度」をご確認ください。
「HPVワクチンに関するQ&A<外部リンク>」(厚生労働省ホームページ)
「医薬品副作用被害救済制度<外部リンク>」(独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページ)
「HPVワクチンの男性への接種について (PDFファイル/1.29MB)」(厚生科学審議会資料 PDFファイル)
「若者にHPVワクチンについて広く発信する会 Vcan<外部リンク>」のホームページ