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ユニバーサルツーリズムアドバイザー派遣事業


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ページID:0005568 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

ユニバーサルツーリズムアドバイザー派遣事業

長崎県においてユニバーサルツーリズムアドバイザー派遣事業が行われ、長崎市は稲佐山観光ホテルに派遣が行われました。

事業の目的

観光客の受け入れを行っている各施設における、高齢者や障害者など体の一部に支障のある方の受け入れに関して、ユニバーサルツーリズムの専門的知見を有し、また車椅子USER でもあるアドバイザーを派遣し、受け入れ検証を行う費用を県が負担することで、本県のユニバーサルツーリズムに関する受入体制の更なる充実を図るもの。

令和4年度の実績

実施日

令和4年11月10日(木曜日)

派遣施設名

稲佐山観光ホテル

実施結果

※稲佐山観光ホテルホームページから抜粋

委員会ではまず、ユニバーサルツーリズムの観点から、させぼパール・シーが行っている取り組みや心構えについて教えていただきました。ポイントは以下のとおりです。

  • すべてのお客様に安心安全にお過ごしいただくことを大前提としている。
  • 米海軍基地が近くにあるので外国人のお客様も多い。9年前に多言語化を行い、全ての案内において日本語、韓国語、中国語、英語表記を徹底している。
  • 水族館の館内は比較的暗い。段差やスロープがある床は敢えて目立つ色にするなど、工夫をしている。景観を損ねることになるとしても、「安全性」を重視するようにしている。
  • 子どもの顔の高さにある棚や机の角など、怪我に繋がる恐れがある箇所にはスポンジを取り付けている。
  • お子様が一人で歩いていて周りに親御さんがいないようであれば、係員は迷わず子どもに声をかけるよう徹底している。

また、「大浴場を快適に使用していただけるような工夫はあるか?」「どのような情報を開示すれば良いか?」「手すりはあると便利か?」「売店の陳列で工夫できることはあるか?」といった従業員からの質問には以下のような回答をくださいました。

  • 「介助が出来る人がいれば大丈夫です」「入口に段差があります」「浴槽に入る手摺は一つです」など、必要な情報を提供して、あとはご本人に判断していただくのが基本。案内方法のやり方を決めておくと良い。
  • どの施設もバリアフリーの情報はわりと積極的に開示しているが、「バリア」の情報を開示してほしい。どこにどのようなリスクがあるのかがわければ、本人がその施設をつかえるかどうか適切に判断できる。
  • 手すりはあると便利。ここでもやはり、あるのかないのか、情報を提供することが大事。先日某ホテルに泊まった時は、問題なく過ごせると聞いていたのに、部屋のトイレは車椅子では使えない仕様になっており、大変苦労した。
  • 空港の売店の陳列棚は全て車椅子を利用されている方(小学2年生と同じぐらいの身長)が手を伸ばして届くように設計されている。

次に、実際に大浴場や702号室に赴き、浴室には「大き目のこしかけ」を置いたり、702号室の洗面所の扉を外開きにしてはどうか?というご提案をいただきました。
他にも、アレルギーやヴィーガン、宗教上の食事制限や礼拝への対応なども、助言いただきました。

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