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作成協力:岡村真理氏、今井桃子氏
観音堂は、1737年に、福建省出身の中国人たちが建てたお堂です。
本堂には、向かって右側に厄除け、健康、夫婦円満、恋愛成就などの幅広いご利益のある観世音菩薩が、向かって左側に関帝が祀られています。
関帝は、三国志で有名な武将 関羽雲長が神格化されたもので、信義にあつかったことから、「信頼」を象徴し、商売繁盛の神として信仰されています。
当時の境内には泉があり(※1)、きれいな水が湧き出していたことから、お茶の水として重宝されていました。
入口のアーチ型の石門は、唐人屋敷時代のものと言われています。(※2)
※1 観音堂の境内にひょうたん池が描かれている。
「唐人屋鋪景」(長崎歴史文化博物館蔵)