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下水道の大きな役割のひとつに「公共用水域の水質保全」があります。
下水道の普及により、汚水は下水処理場に集められ、処理された後に放流されます。海や川の水質は大きく改善しました。
下水道施設課では、常に排水基準に適合した放流水質を維持するため、各処理過程で水質分析を行い、下水処理場の維持管理に役立てています。また、処理方法の改善や処理効率向上のための調査・検討も行っています。
下の写真のように、下水処理場に集められた汚水は下水処理場で処理され、きれいな水となって海や川に放流されます。
令和5年度下水処理場水質管理年報 (PDFファイル/2.89MB)
下水の水質検査は水質汚濁防止法に規定する排水基準などの法令に定められた項目はもとより、処理場を維持管理するために必要な項目についても行っています。
詳しくは、下水道施設課 水質係(095-865-4544)にお問い合わせください。
下水処理場運転管理状況表(令和7年3月分) (PDFファイル/128KB)
最新の下水処理場運転管理状況です。
詳しくは、下水道施設課にお問い合わせください。
下水道法第8条、政令6条により基準値が決められています。
また、BOD、SSの排出基準については、県条例等により厳しい基準になっています。
下水道法第21条(政令12条)により、カドミウム等の検査をする精密試験については、年2回以上検査することにな っています。
項目 | 説明 |
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水素イオン濃度(pH) | 液体が、酸性かアルカリ性かを示す数値です。中性は、pHが7です。 |
生物化学的酸素要求量(BOD) | 水中の汚染物質(有機物)は微生物によって無機物とガスに分解されますが、この際に微生物が消費する酸素量をミリグラム/リットルで表したものです。この数値が大きいほど水は汚れています。 |
化学的酸素要求量(COD) | 有機物を薬品で分解するときに消費される酸素量を示し、微生物に分解される有機物のおおよその目安になります。 |
浮遊物質(SS) | 水中に浮遊する微小固形物のことで、”濁り”の原因です。1リットル中に含まれる重量をミリグラムで表したものです。 |
大腸菌群数 | 病原性細菌より抵抗性が強く検出が容易であるため、し尿汚染の指標として重要視されています。 |