ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 水産農林部 > 農林振興課 > ながさきの「食」 長崎ザボン

ながさきの「食」 長崎ザボン


本文

ページID:0002432 更新日:2024年11月11日更新 印刷ページ表示

長崎ザボン

長崎ザボンの画像

ザボンは中国原産で、日本で初めて長崎に持ち込まれました。寛文7年(1667年)、唐船船長がザボンの種子をジャワ(現在のインドネシア)から持ち込み、唐通事により西山神社に植えられたという、歴史ある果実です。今でも西山神社の境内には受け継がれた樹が存在します。長崎発祥のザボンは、その後長崎近郊はもとより、島原半島、鹿児島地方までひろまりました。昔は長崎駅でザボンを販売していて、昭和23年に「長崎のザボン売り」という歌の大ヒットで一躍有名になりました。

ざぼん漬けなどに使われる皮は熟すと甘いかおりが漂い、果肉は柔らかく少し紅を帯びており、糖度は12度~14度。さっぱりとした甘味と程よい苦味が味わえます。果肉が赤みがかった「紅まどか」という品種は、果肉が柔らかく、苦みが少ないため、生食に向いています。収穫後、しばらくはさわやかな香りを楽しんだ後、ザボンの皮が少し柔らかくしぼんできた頃が甘味が増し、食べ頃です。